昔と比べて投資環境は進歩している

ベテランの個人投資家のブログや投資関係の書籍を読むと、20〜30年前と比べて、いまは投資環境が格段に進歩しているのだなと実感します。

対面営業が基本だった従来の証券会社に対して、インターネットによるネット証券会社が台頭してきたことが個人投資家にとって大きく寄与しています。

思いつくだけでも昔といまの違いを挙げると…

・信託報酬率が低いインデックス投資信託がある

・100円単位から投資ができるようになった(!)

・ネットを通じて、米国株など海外銘柄の投資の対象が大きく広がっている

・ネット上に無料で良質な投資情報が充実しており、個人投資家の情報格差が年々なくなってきている

などがあります。

私は投資経験が10年未満といったところですが、いまの環境を当たり前と思わず、自分の資産形成に有意なサービスはこれからも積極的に利用していこうと思います。

売買基準に使うのは決算の数字

このブログを読んでいただいている皆さんは、保有銘柄を売買するときに何を基準にしていますか?

私はその企業の四半期ごとの決算を見て、売買の判断材料にしています。

具体的には、自分がその企業に対して重要視する指標(ほとんどが売上高)を決めておいて、その増減を見ます。増減の参考にするのは、コンセンサス値もしくは企業が出しているガイダンス値です。

「決算の数字を売買基準にする」というのは当たり前すぎることですが、以前の私はそれすらできていませんでした。いまはこうすることに努めていて、銘柄を保有する自分なりの根拠を持てるようになりました。

4連休で日本市場は休んでいます。この時間を利用して、自分の投資スタイルや手法をあらためて再確認するのもいいと思います。

静岡銀、関西みらいFGを新規購入

きのう18日に以下の2銘柄を新規購入しました。

静岡銀行(8355) @764円 200株

関西みらいFG(7321) @470円 100株

2行とも業績が手堅い地方銀行です。

菅首相は地方銀行の再編を唱えており、先日も麻生太郎金融担当相に対してそのための環境整備を指示しました。(毎日新聞の記事はこちら

新首相の経済政策のテーマ銘柄として、注目が集まるのを期待しています。

銘柄分析はまたあらためて、このブログに書こうと思います。

もう少し投資額を積みたいところですが、バイオンテックとモデルナに大きく投資中なのでそうもいきません…

興味のある方は、こちらの記事もご参照ください↓

スガノミクス投資を考える 地方銀行①

スガノミクス投資を考える 地方銀行②

新規銘柄を購入

本日はGMOペパボが+195円の4605円、ネットマーケティングが+4円の650円、イーレックスが+3円の1114円でした。

GMOペパボは+4.42%と好調でした。先週の金曜日、11日には最安値で4025円でしたが、1週間で+15%と切り戻してきました。

本日は新規に2銘柄を購入しました。またあらためてこのブログで紹介します。

スガノミクス投資を考える 地方銀行②

新たに首相になった菅義偉氏が提唱する経済政策、スガノミクスでは地方銀行の再編が有力テーマの一つに挙がっています。

地方銀行を投資対象として学ぶため、このブログでは数回に分けてメモを書きとめています。

第2回は顧客向けサービス業務の利益率ランキングです。

☆地方銀行グループの顧客向けサービス業務の利益率

①静岡銀行 0.34(+0.03)

②横浜銀行、東日本銀行 0.34(+0.03)

③福岡銀行 0.44(-0.02)

④北九州銀行 0.31(+0.01)

⑤関西みらい銀行 0.08(+0.06)

※1 数字は%、カッコ内は前年比

※2 順位は19年3月期、20年3月期の利益率および改善率を偏差値化して算出

引用:週間ダイヤモンド2020年4月11日号

銀行の儲ける力を表す重要な指標です。経営環境が強い逆風な中で、5位の関西みらい銀行の改善率は注目に値すると思います。

参考:第1回の記事「地方銀行の総資産の上位ランキング」

JR東・西の赤字見通しが巨額に

本日はGMOペパボが-40円の4410円、ネットマーケティングが-4円の646円、イーレックスが+24円の1111円でした。

きのう16日、JR東日本が、21年3月期の連結決算で4180億円の赤字を出すという業績予想を発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、同社の通期の赤字は1987年の民営化以来で初となります。

共同通信の記事はこちら

また同日にはJR西日本も同様に、過去最大となる2400億円の赤字見通しを発表しました。

この発表を受けて、きょう17日には両社の株価は−5%程度の下落をしました。

繰越利益剰余金はJR東日本が2.8兆円に対して、JR西日本は9500億円です。新型コロナの影響がもし数年先まで続くようなら、JR西日本は社債発行など何らかのファイナンスが不可避となってくると思います。

スガノミクス投資を考える 地方銀行①

自民党総裁で前官房長官の菅義偉氏が16日、第99代の内角総理大臣に就任しました。

菅首相はこれまでに地方銀行の再編の必要性に言及しており、スガノミクスの有力テーマとなる可能性があります。

地方銀行を投資対象として学ぶため、私が調べたことをこのブログで数回に分けてメモで書きとめていきます。

第1回は地方銀行の総資産の上位ランキングです。

☆地方銀行グループの総資産ランキング

①ふくおかフィナンシャルG 20.8

②コンコルディアフィナンシャルG(横浜銀行、東日本銀行) 18.9

③めぶきフィナンシャルG(足利HD、常陽銀行) 17.4

④千葉銀行 14.9

※数字は兆円(19年)

再編で複数行の経営統合がある場合、基本的には規模が大きい方が優位に立ちます。上位3行+αくらいの順位は、押さえておくべき情報でしょう。

秋の四季報は今週の金曜発売

本日はGMOペパボが+235円の5.58%と上昇して4450円、ネットマーケティングが+3円の650円、イーレックスが-29円の1087円でした。

会社四季報の秋号は、今週金曜日の18日に発売ですね。

金融緩和相場で投資マネーが行き先を求めている感があるので、週明けは個別銘柄で四季報相場もあるかもしれません。

積立のインデックス投資は早く始めた方がいい

私はメインの資産運用に毎月積立でインデックス投資をしています。

東日本大震災があった2011年の翌年、12年から積立を始めたので、現在9年目です。

約10年を経て思うのは「積立のインデックス投資は、なるべく早いうちから始めたほうがいい」ということです。

インデックス投資は基本的に、投資対象とするベンチマーク指標が年率平均で数%ずつ成長していくことを期待して実行します。年ごとの複利効果で資産を雪だるま式に増やしていき、数十年先を見据える投資です。

「タイミング投資はできない」という前提に立つのであれば、複利効果を1年でも多く積み重ねた方が、雪だるまは大きくなります。

積立のインデックス投資は、たとえば投資期間が10年間か30年間かであれば、当然、30年間の方が資産を増やす可能性は高いです。20年間の差は、投資技法の巧拙ではとてもカバーできません。

イーレックスは下げ止まりか

本日はGMOペパボが+65円の4215円、ネットマーケティングが+24円の647円、イーレックスが+36円の1116円でした。

イーレックスは先日、新株予約権の発行による増資を発表して-17%と大きく調整しましたが、ここ数日で6%ほど値を戻してきました。

まずは下げ止まったので、次は増資に伴うマイナスインパクトをこなし切れるかを試す展開です。