小泉農相「営業利益500%」発言はギリギリだが…

米価格を下げることにまい進中の小泉進次郎農相が「ある米の大手卸売業者が前年比500%の営業利益を上げた」と国会で発言して、ちょっとした話題になっています。

これはもちろん「米の流通を操作して暴利を貪る企業がいる、けしからん!」ということを暗に仄めかして、国民の支持を集めようという狙いです。

小泉農相は具体的な企業名こそ挙げませんでしたが、実際にほぼここだろうという企業もあり、真っ赤な嘘という数字でもないのでしょう。

この企業は違法行為をしているわけではなく、民間企業として商機を生かして利潤を追求するのは当然でしょう。

ですが…

小泉農相も政治からの民業圧迫と受け取られかねないようなギリギリの発言であることを分かり切った上で、敢えて口にしたことは間違いありません。

小泉農相はしばしば迷言が取りざたされますが、実は失言はあまり(というかほぼ)ありません。

そんな思慮分別もある小泉農相が放った強い牽制球に、今回のコメ騒動の「一筋縄ではいかない感」がよく現れていると思います。

小泉農相の備蓄米放出の行く末いかに

小泉進次郎農相が政府備蓄米を随意契約で放出して、コメ価格を下げることに躍起となっています。

江藤拓前農相はJAへの卸売からの流通にこだわっていたため、ドラスティックな政策転換といえます。

目下、続々と大手小売企業が随意契約に応じて5㌔2000円前後くらいで販売しているので、スタートダッシュには成功したといっていいでしょう。

それではこの政策は、コメ価格の恒常的な値下げにつながっていくのか?

おおよその数字として、国内では1年間で約790万トンのコメを消費しています。

それに対して、政府備蓄米は約1割の70万トンです。

今後のシナリオとしては、順手で考えるなら、

・備蓄米70万トンを出し尽くしても、通常の流通ルートのコメ価格は下がらない

・放出した備蓄米の価格に寄せる形で、通常の流通ルートのコメ価格も下がってくる

のどちらかになります。

「通常の流通ルートのコメ」は中間業者がため込んでいるとされていますが、もし本当にそうなら、中間業者が貯蔵コストを払い続けて、どこまで市場価格の推移に耐えられるか…というゲームになります。

小泉農相はきのう6日、備蓄米の在庫が尽きたら「海外からの緊急輸入も検討する」とかなり強い“口先介入”もするなど、状況は流動的です。

しばらくは小泉農相と流通業者の知恵比べ、我慢比べが続きそうです。

住信SBI銀 今週は売却指値にかからず

本日は住信SBI銀が±0円の4880円、アズパートナーズが-7円の2363円、イタミアートが-10円の1025円、三菱UFJ銀が+10円の1963円、ABホテルが+1円の1513円、SHINKOが+3円の2192円、トヨタ自動車が+1.5円の2652円、イーレックスが+11円の786円、スカイマークが+6円の515円でした。

住信SBI銀はNTTドコモから4900円で公開買付されている最中です。

私は保有100株に市場で売却指値を入れていますが、今週は引っかかりませんでした。

来週に期待。

メタプラネットは割高にみえる

最近のミーム銘柄の一つとして、メタプラネットがあります。

同社は暗号資産のビットコイン(BTC)を大量に買い付けて、株式を実質的にBTCのETFのようにしてしまおう…という狙いを持っています。

乱高下の激しい銘柄で、一部の個人投資家の間でもギャンブル的な売買で有名になっています。

私もその現行の金融取引ルールの陥穽を突くようなもくろみに興味をもって、ちょっと調べているところです。

現行の株価は、保有するBTC残高に対してはかなり割高に見えます。

また機会をあらためて、このあたりは書きまとめてみたいと思います。

ABホテル 5.2%上昇

本日は住信SBI銀が±0円の4880円、アズパートナーズが+31円の2370円、イタミアートが+9円の1035円、三菱UFJ銀が-27.5円の1953円、ABホテルが+74円の1512円、SHINKOが-11円の2189円、トヨタ自動車が-74円の2650.5円、イーレックスが-1円の775円、スカイマークが-6円の5109でした。

ABホテルが5.2%上昇しました。

特段の材料は出ていないのですが…

四季報先取り号にでも掲載されたのでしょうか…?

トヨタ自 祖業買収で1.9%上昇

本日は住信SBI銀が±0円の4880円、アズパートナーズが-30円の2339円、イタミアートが-5円の1026円、三菱UFJ銀が+3.5円の1980.5円、ABホテルが±0円の1438円、SHINKOが±0円の2200円、トヨタ自動車が+49.5円の2724.5円、イーレックスが-4円の776円、スカイマークが+2円の515円でした。

トヨタ自動車は祖業であるグループ企業の豊田自動織機を公開買付(TOB)することを発表して、株価が1.9%上昇しました。

一方で、豊田自動織機は株価が12%と急落しました。

トヨタ自が提示したTOB価格1万6300円が、豊田自動織機の前日終値より安かったために起きた現象です。

豊田自動織機がTOBされるという観測報道が出た後、同社の株価は40%ほど上昇していました。

その期待分のプレミアムが剥がれたということですが、ホルダーとしてはなかなか承服しかねるところだったのではないでしょうか…

住信SBI銀 4880円で寄り付き

本日は先週金曜日まで2営業日連続で寄らずのストップ高だった住信SBI銀が、+195円の4880円で寄り付きました。

NTTドコモが公開買付(TOB)を4900円で提示しており、ほぼその株価まで寄せています。

アズパートナーズが+69円の2323円、イタミアートが+25円の1036円、三菱UFJ銀が-35.5円の1990円、ABホテルが-1円の1432円、SHINKOが+30円の2212円、トヨタ自動車が-78円の2691円、イーレックスが+7円の785円、スカイマークが-2円の515円でした。

住信SBI銀は4875~4885円で売買成立しており、今後もこの価格帯で市場取引となりそうです。

なお、公開買付代理人は大和証券となっています。

住信SBI銀 2日連続のストップ高

本日はNTTドコモが公開買付(TOB)を発表した住信SBI銀が+700円の4685円で、2日連続のストップ高となりました。

TOB価格は1株4900円なので、来週もこの価格まで寄せていきそうです。

アズパートナーズが-26円の2254円、イタミアートが+6円の1011円、三菱UFJ銀が+26円の2031円、ABホテルが+2円の1433円、SHINKOが-23円の2182円、トヨタ自動車が+15円の2749.5円、イーレックスが+29円の781円、スカイマークが-4円の516円でした。

住信SBI銀はいずれ換金することになるので、次の有望銘柄を探すか現金待機させておくのかを考えていこうと思います。

住信SBI銀 NTTドコモの買収価格を考える

きのう29日、NTTドコモが住信SBI銀を1株4900円で株式公開買付(TOB)すると発表しました。

私は住信SBI銀を100株保有しており、トリプルバガーでの売却が事実上決まりました。

NTTドコモが発表した1株4900円の買収価格は、昨日の始値3285円に対して49.2%のプレミアムを乗せたことになります。

NTTドコモが住信SBI銀を買収するという観測は、昨年も出ていました。

住信SBI銀の上場来高値は、昨年2月の場中でマークした5140円です。

NTTドコモはこの価格を意識しての1株4900円だったのかな…と感じています。

私自身、ホルダーとして「最高値で売り逃した」というガッカリ感のない提示価格なので、NTTグループの“品の良さ”を感じています。

住信SBI銀 NTTドコモがTOB発表

本日はNTTドコモが住信SBI銀を1株4900円で株式公開買付(TOB)することを発表しました。住信SBI銀は+700円の3985円でストップ高となりました。

アズパートナーズが-6円の2280円、イタミアートが-14円の1005円、三菱UFJ銀が+42円の2005円、ABホテルが+9円の1431円、SHINKOが+1円の2205円、トヨタ自動車が+103円の2734.5円、イーレックスが-2円の752円、スカイマークが+3円の520円でした。

私は住信SBI銀を100株保有しており、NTTドコモのTOBにヒットしました。

株価1577円で購入したので、トリプルバガー達成でフィニッシュとなりそうです。