金(ゴールド)の価格が連日のように最高値を更新していて、投資家の注目を集めています。きのう30日は、午前の段階で7361円に達しました。
新聞やテレビでは「新型コロナウイルス問題や国際情勢の緊張化で、比較的安全な資産とされる金が買われている」という報道がされますが、これだけでは現在の高騰の説明としては十分ではありません。
金価格が上昇している主な原因は、新型コロナウイルス問題への経済対策として、各国が超大規模な金融緩和を実施しているからです。
マーケットにはお金がじゃぶじゃぶ供給されているので、将来のインフレ見通しを金価格が日々反映しています。
ということは、各国が金融政策を引き締める方向にかじを切らない限り、しばらくは金価格の上昇も続くという見通しが持てます。