米国では5日に行われた上院2議席の決選投票で、大方の予想を覆して民主党が2議席とも獲得しました。
これにより上院は民主・共和党が50議席ずつとなりました。上院は決議の投票が同数の場合、副大統領が決定票を投じます。
次期副大統領は民主党のカマラ・ハリス氏が就任するため、米国の政治は大統領(バイデン氏)、上院、下院(民主党が多数)すべてを民主党が押さえるトリプルブルーが実現することになります。
これまでマーケット評では「トリプルブルーになると民主党の財政緊縮政策が通りやすくなるため、株価にはマイナス要因」と言われていました。
しかし、民主党が上院を奪取した直後の6日は、米国市場は逆に株価が上昇しました。
私は米国株も保有しているので、米国市場の動きには関心があります。大統領がトランプ氏からバイデン氏に交代するいまは潮目の転換点なので、実際のマーケットの動きを注意深く見ていくつもりです。