【マネックス証券アクティブファンド】21年11月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の昨年11月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

昨年11月末時点で…

・基準価額は12,617円(前月比-5.8%)

・純資産総額は111.2億円(前月比-3.4%)

・株式組入比率

→9月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が47.1%

・ハイ・ウォーター・マークは13,887円

【寸評】

純資産総額は減って前月比-3.4%でした。

年末をにらんで利益確定売りが多めに出たのかもしれません。

株式組入れ比率は、時価総額5000億円の企業が46.3%。

これは前月比−0.8%で、ほぼ変わりなしです。

ファンド運用状況の報告では、対話相手のイニシャルトークの後、企業のガバナンス体制についての記載がありました。

監査役設置会社と指名委員会等設置会社の2つを比べて、後者の方がより優れて高度な統治方法だと主張しています。

ちょっとした勉強になるので、興味のある方はのぞいてみても良いかと思います。

レポートはこちら

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

【ミズホM】現在地点をチェック

私はコロナ関連銘柄で、コロナの検査試薬を製造・販売するミズホメディー(4595)を保有しています。

オミクロン株が世界で流行の兆しを見せており、株価が反転モードに入りつつあります。

今後を展望するために、ここでは主な数字をチェックしておきます。

☆ミズホメディー 12月7日時点の主な数字

・株価 2575円

・PER 5.12倍(21年12月期の会社予想をベース)

・EPS 481.74円(同上)

・配当利回り 5.88%

現在の株価は、今期の業績予想をまだ織り込み切っていない水準に見えます。

PERしかり、配当利回りも高配当銘柄のスクリーニングで上位に顔を出すところです。

株価は、9-10月は3100~3200円台でした。

このあたりを目指しつつ、株価は引き続き反発するのでは…と見ています。

【マネックス証券アクティブファンド】21年10月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の10月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

10月末時点で…

・基準価額は13,391円(前月比-0.8%)

・純資産総額は115.1億円(前月比+1.2%)

・株式組入比率

→9月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が46.3%

・ハイ・ウォーター・マークは13,887円

【寸評】

純資産総額は前月比+1.2%と堅調でした。

株式組入れ比率は、時価総額5000億円の企業が46.3%。

これは前月比−4.1%で、銘柄をいくつか組み替えたようです。

ファンド運用状況の報告では、投資先であるジャフコが22年3月期2Qに上限150億円の自社株買いを表明したことを紹介しています。

同社との対話は良好で、今回の自社株買いもファンドからの助言もあったことを示唆するようなコメントです。

こうしたアクティビストらしい動きに丸ごと乗っかれるのが、このファンドの特長です。

投資を検討してみたい方は、過去のものも含めてレポートを一読してみると良いかと思います。

レポートはこちら

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

【タナベ経営】22年3月期 中間決算

先週の12日、タナベ経営(9644)が22年3月期の中間決算を発表しました。

売上高は4,536百万円、EPSは12.57円、売上高成長率は+13.6%でした。

22年3月期のガイダンスは変更なく、売上高10,200百万円、EPS33.09円、売上高成長率+10.7%です。

コンセンサス予想が出ていないので株価の動きを読みづらい銘柄ですが、決算内容はわるくありません。

来年4月の東証再編で、同社はプライム市場入りにリーチをかけています。

プライム市場編入の条件の一つに、時価総額100億円以上があります。

12日時点で同社の株価は740円、時価総額は約130億円です。

私は増配などで株価を上げてダメ押しを狙ってくるのではないかと読んでいるのですが、今回の決算発表のタイミングではそうした動きはありませんでした。

2Qでは一時期、石炭火力発電所のバイオマスへの用途転換を検討していると報じられて、株価が大きく上昇しました。

再生可能エネルギーは国策としても重点強化分野といっていいので、今後もポジティブ材料が出てくることを期待できそうです。

今回の決算短信でも懸念材料が出てこなかったので、継続保有します。

【イーレックス】22年3月期 中間決算

きのう11日、イーレックス(9517)が22年3月期の中間決算を発表しました。

売上高は82,690百万円、EPSは73.06円、売上高成長率は+74.8%でした。

22年3月期のガイダンスは変更なく、売上高158,500百万円、EPS110.23円、売上高成長率+11.7%です。

売上高の通期ガイダンスに対する進捗率は52.2%です。

売上高は前年同期比で+74.7%と、通期ガイダンスに対する進捗率を上回っています。

補足資料には「8-9月は冷夏で予想より売上高が下回った」とありましたが、それでこの経営成績なら上々でしょう。

2Qでは一時期、石炭火力発電所のバイオマスへの用途転換を検討していると報じられて、株価が大きく上昇しました。

再生可能エネルギーは国策としても重点強化分野といっていいので、今後もポジティブ材料が出てくることを期待できそうです。

今回の決算短信でも懸念材料が出てこなかったので、継続保有します。

【静岡銀行】22年3月期 2Q決算

きのう9日、静岡銀行(8355)が22年3月期の2Q決算を発表しました。

経常収益は116,237百万円、EPSは46.33円、経常収益前年同期比-0.6%でした。

22年3月期のガイダンスは変更なく、経常収益62,000百万円、EPS80.07円、経常収益の前年比−2.1%でした。

経常収益の前年同期比は-0.6%で、通期業績のガイダンス-2.1%よりは上回っていました。

「可もなく不可もなくよりはちょっとだけ良いかな」という印象の決算です。

地銀再編の流れの中では勝ち組筆頭格となる企業だという見方は変わらないので、継続保有します。

【ミズホM】21年12月期 3Qの決算

きのう8日、ミズホメディー(4595)が21年12月期・第3四半期の決算短信を発表しました。

売上高はガイダンス10576百万円、EPSはガイダンス428.51円、売上高成長率は前期比で+324.5%でした。

また、通期の新ガイダンスは上方修正で、売上高13062百万円、EPS481.74円、売上高成長率+210.6%が提示されました。

配当金は期末配当が60円→95円の増配が発表されました。中間配当金50円とあわせて、年間配当金は145円になります。

通期業績予想のコンセンサスは、売上高12000百万円、当期純利益3800百万円(EPSで399.0円)、売上高成長率+185.4%です。

通期予想のコンセンサスに対して、売上高〇、EPS〇、売上高成長率〇です。

業績発表の数字は、今回も申し分なく良い内容でした。

新型コロナウイルスの感染を見きわめる全自動遺伝子解析装置「スマートジーン」および専用試薬「スマートジーン SARS-CoV-2」の需要が引き続き旺盛で、業績拡大をけん引しています。

1Qは18万テスト、2Qは40万テスト、3Qは41万テストを出荷しました。

昨日は取引時間中の正午の発表を受けて、後場で株価は急落しました。

引け値は前日比−11.91%の2271円でした。

新型コロナウイルスは目下、感染者数が急減しています。

コロナワクチンの接種率が国内で80%くらいまできており、今後も上下を繰り返しつつも着実に感染拡大を抑えていける流れになりそうです。

株価急落はこうした明るい未来を織り込みにいって、検査試薬も需要が減っていくことを予言しているのかもしれません。

とはいえ、目先の株価下落は行き過ぎだと判断します。

私は昨日、@2292円で100株を追加購入しました。

継続保有で引き続き銘柄を観察していきます。

【マネックス証券アクティブファンド】21年9月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の9月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

9月末時点で…

・基準価額は13,506円(前月比+5.3%)

・純資産総額は115.1億円(前月比+4.5%)

・株式組入比率

→9月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が50.4%

・ハイ・ウォーター・マークは13,887円

【寸評】

純資産総額は前月比+5.3%と堅調でした。

株式組入れ比率は、時価総額5000億円の企業が50.4%。

前月は36%だったので、構成銘柄をかなり入れ替えたことが伺えます。

ファンド運用状況の報告では、NIPPOの公開買付けについて、提示価格が低いため実質的に反対表明したことをあらためて説明しています。

このTOBは親会社のエネオスが親子上場を解消するために仕掛けたもので、ゴールドマン・サックスがパートナーになっています。

親子上場解消を考える上で格好のケーススタディーなので、興味のある方は一読をおススメします。

レポートはこちら

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

気になる飲食大手企業の株価は

先日に岸田文雄氏が新首相となって内閣が発足してから、国内市場の株価は下落基調となっています。

私は以前に飲食大手企業の分析をしたことがあるのですが、その中から3社を取り出して現在の株価をチェックしてみました。

☆元気寿司(9828)

・10/7時点 2728円

・9/1時点 2673円

☆サイゼリヤ(7581)

・10/7時点 2661円

・9/1時点 2609円

☆ドトール・日レス(3087)

・10/7時点 1706円

・9/1時点 1644円

取り上げたのは回転ずしの元気寿司、ファミレスのサイゼリヤ、コーヒーチェーンのドトール・日レスHDです。

現在地と比較するため、国内市場が堅調だった9月初めの株価も並べました。

3社とも株価の動きが似通っており、10月に入って軟調となっています。

大ざっぱにいうと「コロナワクチンの接種率が上がって業績回復が期待されていたが、岸田新政権の発足に伴う株価下落に巻き込まれている」といったところでしょうか。

3社とも、9月初めよりは株価は高いです。

9月初めの株価より下がってくるようなら、投資チャンスになり得るかな…と見ています。

【マネックス証券アクティブファンド】21年8月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の8月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

8月末時点で…

・基準価額は12,829円(前々月比+2.7%)

・純資産総額は110.1億円(前月比+16.2%)

・株式組入比率

→8月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が36.2%

・ハイ・ウォーター・マークは13,286円

【寸評】

純資産総額は前月比+16.2%と大幅増でした。

8月は日本市場の株価が堅調だったので、リスクマネーの流入が多かったのかもしれません。

ファンド運用状況の報告では、親子上場の問題点を端的に指摘する良い一文がありました。

『親子上場とは、親会社とその子会社それぞれが上場している状態のことを指します。その問題点は、親会社においては選択と集中の不徹底、子会社においてはガバナンスの不在という形で現れます。』

(引用:8月の月次レポートより)

「親子上場は何が問題なのか」という問いに対して、暗記しておきたい模範解答です。

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。