【銘柄分析】イタミアート

先週16日、新規銘柄で販促商材を手がけるイタミアート(168A)を購入しました。

☆イタミアート(1月決算)

・購入 @991 100株 99100円

【売上高】

3期連続で過去最高を更新する見込みです。

(単位:百万円)

・22年1月 2106

・23年1月 2506

・24年1月 3112

・25年1月予 3554

【寸評】

セールスプロモーション商材(のぼり旗、幕、看板)の企画・制作、飲食業・小売業・広告代理店に販売(EC&卸売)を手がけています。

BtoB向けECサイト「キングシリーズ」、BtoC向けECサイト「のぼりキング」など18サイトを運営しています。

SP商材はこまごまとしたアイテムが多く、これまで中小企業や町工場などが偏在していました。

イタミアートはこの市場に大きくECサイトの網を張って、今年4月に東証グロース市場に上場しました。

大手企業が乗り出すほどではない商材で、何かと手数のかかる商売です。

こういったところをECサイトを拠点にして徹底的に「やり切る」と、大きな成長を見込めると思います。

SP商材は買い手にとっては毎年のように必要な消耗品という側面もあり、イタミアートが多くのお得意様をつくれればストックビジネス的な成長も見込めると見ています。

【三菱UFJ銀】24年3月期決算の分析

きのう15日、三菱UFJ銀行が24年3月期の決算を発表しました。

業務粗利益は予想9兆8112億円に対して11兆8900億円でした。

EPSは予想117.15円に対して124.65円でした。

業務粗利益の成長率は予想+5.7%に対して+28.1%でした。

株主還元として32円から41円への増配、上限1000億円の自社株買いを発表しました。

25年3月期には業務純利益1.5兆円をガイダンスしました。

業務粗利益、EPS、業務粗利益の成長率とも予想を超えてきたので良い決算でした。

株主還元策も今期と来期で連続して9円を増配します。

自社株買いは今回の発表では1000億円ですが、PBRを引き上げる手段として今期も期待できると思います。

【三菱UFJ銀】私が見ている指標

新NISAの新規需要買いを期待する銘柄として、私は三菱UFJ銀行を保有しています。

この銘柄に対して、私は以下の2つの指標の推移を見ています。

・配当利回り

・PBR

配当利回りは、新NISAを始めた投資初心者の方たちが重要視する数字だと思っています。

これはドタ勘なのですが、利回り3%くらいなら配当期待で新NISAの枠内に収める有力候補になるのではないでしょうか。

PBRは、今後の株価上昇の余地として見ています。

東証は昨今の区分変更にあたって、世界の投資家に訴える指標の一つに「PBR1倍」を掲げています。

同業種の平均的な数字との比較になりますが、PBR1倍未満なら海外投資家には概ね割安とみなされるのでは…という読み筋です。

三菱UFJ銀はきのう14日時点の株価1409円に対して、配当利回り2.91%、PBR0.59倍です。

国内の銀行業の加重平均PBRは0.7倍ほどで、同行は同業他社と比べても割安な水準といえそうです。

繰越利益剰余金は13兆円あり、増配・自社株買いできる十分な余力があります。

今後、三菱UFJ銀が増配や自社株買いを実施する可能性もあると見ています。

【銘柄分析】住信SBI銀行

今月、新規銘柄として住信SBI銀行を購入しました。

直近1年間ほどのIPO銘柄100以上から選んだ1社です。

同行の銘柄分析です。

【住信SBI銀行(7163)】

☆直近の業績

・経常収益(百万円)

20年3月期 77,737

21年3月期 78,754

22年3月期 83,527

23年3月期 98,052

24年3月期 ガイダンス120,000

☆寸評

国内最大手クラスのネット銀行です。

本業の稼ぐ力を示す経常収益は4期連続増収です。

同行の主力事業はネット専用の住宅ローン貸付です。

貸出金利は他行と比べても低く、変動金利で最低0.29%と非常に競争力があります。

今期の第1四半期では貸出金が6兆8767億円で、前年同期比で1兆1849億円(+20.8%)となっています。

BaaS事業も好調で、提携事業の口座収益は9四半期連続増益で、今期の第1四半期は11億800万円となっています。

提携先は大手企業が多く、資本関係のあるSBI証券はもちろん、JAL、CCC、ヤマダHDなどが名前を連ねます。

リテール、法人とも増収基調で、死角の見当たらないビジネスモデルを構築していると見ています。

経常収益の増加とともに着実な株価上昇を見込めるはずで、中期目線でしっかり継続保有したいと思います。

【ペイロール】23年3月期 3Q決算短信

ペイロールが(4489)が13日、23年3月期3Qの決算短信を発表しました。

売上高は5,797百万円、EPSは31.12円、売上高成長率は+9.6%でした。

23年3月期通期予想はガイダンスに変更なく、売上高8,890百万円、EPS54.00円、売上高成長率+8.3%です。

コンセンサス予想が出ていないので株価の動きを読みづらい銘柄ですが、可もなく不可もなくといった決算内容です。

決算短信を発表した翌14日、株価は0.2%上昇とほぼ動きなしでした。

売上高の通期ガイダンスに対する進捗率は57.5%に留まっています。

売上高の成長率が8-9%台で、特段に売る理由も見いだせないので継続保有します。

【タナベCG】23年3月期 3Q決算短信

おととい13日、タナベコンサルティンググループ(9644)が23年3月期の3Q決算短信を発表しました。

売上高は9,140百万円、EPSは40.14円、売上高成長率は+15.2%でした。

23年3月期通期予想はガイダンスに変更なく、売上高11,700百万円、EPS41.97円、売上高成長率+10.7%です。

大幅な増配も発表して、通期配当は26→42円となりました。

コンセンサス予想が出ていないので株価の動きを読みづらい銘柄ですが、今回は増配のインパクトが大きかったようです。

きのう14日には、株価が寄らずのストップ高となりました。

売上高の通期ガイダンスに対する進捗率は78.1%と順調です。

決算発表までに業績予想を上方修正することも十分にあり得ると見ます。

保有銘柄としては良い意味で期待を裏切るスマッシュヒットになりました。

【ペットゴー】23年3月期 3Q決算短信

ペットのヘルスケア商品をECサイト専門で扱うペットゴー(7140)がきのう8日、23年3月期の3Qの決算短信を発表しました。

EPSは110.12円、売上高は7640百万円、売上高成長率は+7.2%でした。

通期ガイダンスはEPSが63.94→86.17円となり、売上高は変更なく10442百万円です。

売上高は通期予想に対して進捗率73.2%です。

売上高の通期予想に対する進捗率がほぼ想定の範囲内のため、良くも悪くもない決算です。

ここで売却する理由が特に見当たらないため、継続保有するつもりです。

【ビーウィズ】23年5月期 2Q決算短信

先週の12日、ビーウィズ(9216)が23年5月期の2Q決算短信を発表しました。

売上高はガイダンス17,400百万円に対して16,603百万円、EPSは同54.75円に対して38.22円、売上高成長率は+5.2%でした。

通期業績のガイダンスが下方修正されて、売上高が362,00百万円から35,500百万円、EPSが142.34円から113.65円となりました。

発表翌日の13日、株価は10.8%上昇しました。

通期業績のガイダンスを引き下げて、投資家がアク抜けと判断して上昇に転じた模様です。

1Qで減収要因としていた「コロナ案件が想定以上に減った」というのを業績予想にも織り込んだことで、今後は手堅くガイダンスをクリアしてくると予想されているようです。

同社の決算説明資料でも「2Q後半から大型案件の受注が進んでいる」と記載されていて、期待が出てきそうです。

私は13日に保有200株のうち、100株を売却しました。

決算説明資料の今後の見通しを確信していないので、ポジションを減らして様子見してみたいと思います。

【ペットゴー】23年3月期 2Q決算短信

ペットのヘルスケア商品をECサイト専門で扱うペットゴー(7140)が9日、23年3月期の2Qの決算短信を発表しました。

EPSは75.75円、売上高は5003百万円、売上高成長率は+9%でした。

通期ガイダンスは変更なく、EPS63.94円、売上高10442百万円です。

EPSが2Qで通期ガイダンスに対して118.5%、売上高が47.9%の進捗率です。

営業利益が194百万円、前年同期比で+197%という進捗が好感されて、きのう9日の株価は寄らずのストップ高になりました。

営業利益がほぼ3倍増となった要因は、決算説明資料に「NB商品の原材料価格の高
騰や円安等に起因する販売価格値上げにより、一時的に売上総利益率が上昇したことが影響」
とあります。

売上高の通期ガイダンスに対する進捗率は47%なので、大まかにいうと「原材料価格の高騰」という特殊要因がストップ高の材料になったといえます。

【ABホテル】23年3月期 2Qの決算短信

ABホテル(6565)が10月31日、23年3月期の中間決算を発表しました。

EPSはガイダンスに19.20円に対して49.05円、売上高はガイダンス3348百万円に対して4001百万円、売上高成長率は+37.9%でした。

通期の配当は増配が発表されて、5円から8円になりました。

通期ガイダンスが上方修正されて、EPSが50.44円から84.65円、売上高が7000百万円から7700百万円、売上高成長率は+10%が提示されました。

ガイダンスを楽々と超える好決算で、発表翌日の11月1日はいったん株価が下落したものの、2日にはプラス8.84%の1896円でいって来い以上になりました。

同社発表の「業績予想と実績値との差異に関するお知らせ」には、「宿泊需要の回復」「各種宿泊キャンペーンなどが寄与」という理由が説明されていました。

新型コロナウイルスの感染を予防する行動制限が緩和されて、旅行需要の戻りを確実に取り込んでいるようです。

この冬にもし感染第8波が起こって株価が下落するような局面があれば、買い場となるかもしれません。

私は継続保有します。