気づけば円安が進んでいる

為替をふと見返してみれば、ジリジリと円安が進んでいます。

現在は1ドル114円台。これは最近では約3年ぶりの安値圏まできています。

円高に巻き戻す外的なイベントが起こらない限り、しばらく円安トレンドは続きそうな気配です。

昨今の物価高を懸念すると、原油や農産物の輸入コストがかさむので円安は歓迎できないという論調があります。

その一方で、米国株などドルベースの金融資産を持つ投資家は、円の時価換算で資産総額が底上げされていることを実感する方も多いのではないでしょうか。

為替については、私はどんなプロでも先行きを正確にな見通しせない(それぐらい難しい)ものだとみなしています。

重要な指標としてチェックしつつも、為替の動き自体に期待をかけるような投資はいまもこれからもしないと思います。

明日は勤労感謝の日

本日はミズホメディーが+15円の2435円、静岡銀行が-4円の848円、タナベ経営が-1円の745円、イーレックスが-4円の2699円、帝国通信工業が+2円の1336円、サイゼリヤが+33円の2999円でした。

あす23日は、勤労感謝の日で祝日です。

とくに誰から感謝されるわけでもないですが、のんびり過ごそうと思います。

SBI vs 新生銀のTOBは新局面に?

SBIホールディングスが新生銀行に仕掛けている株式公開買付け(TOB)について、同行が提示した賛同条件を拒否したことが20日、分かりました。

時事通信の記事はこちら

新生銀行はSBIに対して、最大48%の買付け条件を撤廃することや1株2000円の買い付け価格の引き上げを求めていました。

SBIにしてみれば応じる必要がなく、拒否は普通の反応です。

新生銀は対抗策としてポイズンピルの発動をほのめかしており、投資助言会社はこれに賛意を示しています。

次の局面は、このポイズンピルを実行に移すかどうかでしょう。

同行の株式の20%を保有している国(預金保険機構と整理回収機構)がこれを認めるかというと、かなり疑問があります。

ポイズンピルで既存株式が希釈化すれば、株価も下落します。

公的資金返済を求める国にしてみれば、世論もうかがって首を縦に振らないのでは…と見ています。

みずほ銀行の頭取が辞任へ

本日はミズホメディーが-47円の2420円、静岡銀行が+3円の852円、タナベ経営が-2円の746円、イーレックスが+3円の2703円、帝国通信工業が-12円の1334円、サイゼリヤが-79円の2966円でした。

本日はみずほ銀行が昨今のシステム障害の責任を取るため、藤原浩治頭取が辞任する方向で調整しているというニュースが入ってきました。

親会社であるみずほHDの坂井辰史社長も交代する見通しだそうです。

金融庁が検査に入っており、同行に対しては今月中に業務改善命令が出る予定です。

ただ、経営陣を代えてもシステム障害の問題は解決しないので、今後もトラブルは出てきそうです。

インフレで思い出す量的緩和

この冬から農産物・商品・製品などの値上げが相次いでいます。

恒常的な物価高、ひいてはインフレの到来を予感させるような動きです。

アフターコロナによる需給バランスの混乱、原油高などの要因が挙げられていますが、私は世界的な超大規模な金融緩和の影響が、ここにきて物価に反映されつつあるのだと感じています。

米国はテーパリングに踏み出しますが、しばらくは世界中でおカネ余り→インフレという流れが続くのではないでしょうか。

必然的な賃上げを期待したいところですが、まずは目先の物価高に対処していきたいと思います。

物価高の足音

本日はミズホメディーが-38円の2467円、静岡銀行が-12円の849円、タナベ経営が-4円の748円、イーレックスが+60円の2700円、帝国通信工業が-24円の1346円、サイゼリヤが+10円の3045円でした。

最近、様々な農産物、商品、製品などの値段が上がることが、連日のようにニュースで報じられています。

ここ10年くらいでみても、物価高の足音が高く聞こえる状況ではないでしょうか。

サラリーマンの給料は上がらないし上がる見通しもないので、景況感には確実にマイナスで響いてくると思います。

金融課税の強化は進むか

岸田首相の率いる内閣・政府が来年以降、金融所得課税の強化を本格的に議論する調整に入ったことがきのう16日、ニュースになりました。

時事通信の記事はこちら

現在、国内での株式などの売買については、売却益・配当金ともに20%の課税がされています。

今回の課税強化の議論は、この税率を最大30%まで上げることを視野に入れているようです。

これまでの「貯蓄から投資へ」という流れに逆行する政策なので、控えめにいっても手筋は悪いです。

国民の反発も想像されるので、実施しようとすれば岸田政権にとっては致命傷になりかねないとみます。

諸々を考え合わせると、早急には具体化していかないのではないかなと思いますが…

W杯アジア最終予選のオマーン戦

本日はミズホメディーが+58円の2505円、静岡銀行が-10円の861円、タナベ経営が-4円の752円、イーレックスが-52円の2640円、帝国通信工業が-50円の1370円、サイゼリヤが-60円の3035円でした。

サッカーのW杯アジア最終予選、日本はアウェーのオマーン戦に1-0で辛勝しました。

今大会は本選出場が楽観視されていませんが、ひとつ大きな難所を乗り切ったというところです。

それにしてもテレビの地上波で放送しないと、やはり盛り上がる雰囲気が出てきませんね…

NISAのロールオーバーについて

私は先日、NISAで長期保有する複数銘柄のロールオーバーの手続きをしました。

ロールオーバーしたのは、インデックス投資のメインとなっているVOOなどです。

今年は見直しをして、高配当であるもののこの数年間に成長しなかった企業についてはロールオーバーしませんでした。

NISAの保有見直しは5年間に一度です。

5年間も持つと銘柄自体に何となく愛着も出るのですが、より効率の良い資産形成のためにえいっと取捨選択しました。

感情や思い込みはなるべく排して、NIA枠は有効に活用していきたいです。

紳士服は落ち込み鮮明

本日はミズホメディーが-33円の2447円、静岡銀行が-24円の871円、タナベ経営が+6円の756円、イーレックスが+52円の2692円、帝国通信工業が-7円の1420円、サイゼリヤが+40円の3095円でした。

今週も国内企業の決算ウィークですが、紳士服の大手4社がそろって赤字で、スーツ不振が長引いていることが鮮明になりました。

東京商工リサーチの記事はこちら

コロナの感染を予防するためリモートワークがそれなりに普及して、スーツ需要はさらに減ったことを実感します。

郊外型の大きい店舗は、日中はガランとしていますよね…