ロシア中央銀行が政策金利を大幅引き上げ

ロシアがウクライナに侵攻して戦争状態となったことで、ロシア中央銀行が2月28日、政策金利を9.5%から20.0%(!)へと大きく引き上げました。

為替が急落している自国通貨ルーブルを防衛する狙いですが、平時ではまずお目にかかれない金利です。

ロシアは完全に戦時経済体制になっていることが、素人でも一見して分かります。

上下に激しく動くボラティリティーの差益を狙ってFXやETFに目が向きそうですが、私は勝てる自信がまったくないので遠ざけておこうと思います。

イーレックスが7日続伸

本日はイーレックスが+111円の1963円、ミズホメディーが+30円の2011円、静岡銀行が-19円の836円、タナベ経営が+4円の651円、サイゼリヤが+2円の2932円でした。

イーレックスは本日も+5.99%と高く、これで7日続伸となりました。

エコノミストからは連結子会社の豊前バイオマスセンターを吸収合併することが上昇の引き金になっていると指摘されていますが…

私は、ロシアがSWIFTから排除される見通しとなったことを受けて、米FRBが金融市場の流動性を確保しようという動きを見せていることが遠因なのではないかと見ています。

ロシアが排除されるSWIFTとは

ロシアがウクライナに侵攻して戦争状態となったことで、欧米諸国はロシアを国際的な金融決済システム「SWIFT」から排除することを決めたと報じられています。

聞きなれない単語が出てきたので、自分なりに調べたことを簡単にメモしておきます。

☆SWIFTとは

・Society for Worldwide Interbank Financial telecommunication の略称

・世界各国の金融機関同士の取引に必要な情報のネットワークを運営する組織

・NPO/1973年設立/本部・ベルギー

・200超の国・地域の1万1000以上の金融機関が参加/1日約4200万件の決済を扱う

SWIFTから排除されると貿易や金融の国際的な決済が困難になるため、非常に強力な経済制裁となります。

実務的な面だけでなく、SWIFTに加盟していること自体が国家(国際的な金融機関)の与信になっている側面もあり、ロシアにとっては二流国家とみなされるというレッテル貼りにもなるそうです。

ロシアのウクライナ侵攻はこう着か

本日はイーレックスが+77円と続伸して1852円、ミズホメディーが+52円の1981円、静岡銀行が+9円の855円、タナベ経営が+4円の647円、サイゼリヤが+2円の2930円でした。

ロシアがウクライナに侵攻して戦争状態となり、国内外では連日のように報道が続いています。

多数のメディアが伝えるところを大括りにまとめると、ロシア軍は当初想定していたように侵攻を進められていないようです。

ウクライナ軍(と民間人の防衛組織)が激しく抵抗しているから、ロシア軍に厭戦気分が広がっているからなどなど、いろいろな分析が出ています。

ロシアはエネルギー輸出大国という現実

ロシアが先週、ウクライナに侵攻して戦争状態に突入しました。

世界の平和秩序を大きく揺さぶる武力行為で、世界中でさっさく政治・経済面で大きなマイナスインパクトが生じています。

ところで貿易の観点に立つと、ロシアは世界最大級のエネルギー輸出大国、ウクライナは農業大国という事実が浮かび上がってきます。

☆ロシア

・原油輸出量は世界2位

・天然ガス輸出量は世界1位

☆ウクライナ

・小麦輸出量は世界3位

・トウモロコシ輸出量は世界4位

・ウクライナとロシアの2カ国で、世界の小麦輸出量の約25%を占める

米国およびNATOを構成する欧州諸国は、ロシアに重い経済制裁を科すことを検討しています。

…が、ロシアがエネルギー輸出大国だという事実を考えると、とくに輸入で依存関係のあるドイツなどいくつかの国々は、必ずしも一枚岩で結束できないだろうという見通しが立ちます。

ウクライナは世界の台所ともいえる穀倉地帯でもあり、戦争で農地が荒らされたりサプライチェーンが混乱すると、穀物価格の高騰が世界中に悪影響を及ぼしてくるでしょう。

こうしてみてみると、ロシアが今回の戦争に踏み切ったのも、それなりの勝算なり成算をはじいてのことだと予想できます。

ロシア侵攻に市場はプラスで反応

本日はイーレックスが+95円と高くて1775円、ミズホメディーが+60円の1929円、静岡銀行が-36円の846円、タナベ経営が+7円の643円、サイゼリヤが+27円の2928円でした。

本日の日経平均株価は+1.95%の2万6476円50銭。

ロシアがウクライナに侵攻して戦争状態に突入しましたが、日本市場は前日比プラスという反応で引けました。

私は大きめの下落を予想していたので、少々驚きました。

後講釈はいくらでもつけられますが、前日にこの展開を予想できる投資家はどれくらいいるんだろう…

有事の金は格言通りの値動きに

ロシアとウクライナがきのう24日から、本格的に戦争状態に突入しました。

ロシアの株式市場が大きく下落するなど世界のマーケットも反応する中、「有事の金」は格言通りの動きを見せています。

産経新聞の記事はこちら

産経新聞によると、田中貴金属工業の1㌘あたり小売価格は7800円を突破。

最高値更新は今週に入って3回目だそうです。

究極のリスク回避資産とされる金。

欧州の地で大きな戦争が始まって、皮肉にも黄金はその輝きを一段と増しているようです。

ロシアとウクライナが戦争に突入

本日はイーレックスが+41円の1681円、ミズホメディーが-16円の1869円、静岡銀行が-15円の882円、タナベ経営が-2円の636円、サイゼリヤが+41円の2901円でした。

本日は日中に、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始したと国内外のメディアで報じられました。

ウクライナは断交を発表して、両国は戦争状態に突入しました。

個人的には、ウクライナの首都キエフで爆発音が聞こえたとの報道を気にしています。

ロシア軍がキエフを伺うとなると、世界の株式市場にもショックが襲うのではと懸念しています。

ウクライナ情勢の成り行きを想定する

ロシアがきのう22日、ウクライナ東部の親露派勢力による独立宣言を承認し、同地域に軍隊を侵攻させる大義名分を整えました。

米国を後ろ盾とするNATO勢力は批判を強めており、本格的な戦争が勃発するのではないかと軍事的緊張が極限まで高まっています。

私もこの1週間ほど、関連の報道記事を読み続けています。

ここでは素人なりに、今後の展開を予想しておこうと思います。

今回のロシアによる侵攻は、ロシア軍がウクライナ東部の占領に留まるか、ここからさらに西部に戦線拡大していくかがシナリオの分かれ目だと思います。

①ロシア軍がウクライナ東部の占領に留まる場合

ここまでなら、米国とNATOも危機管理のシナリオの範囲内にしているのではないかという感触があります。

同地域はこれまでにロシアが実効支配の足場を固めていたということもあり、ウクライナ側も防衛戦略で“損切り”を覚悟していてもおかしくありません。

世界の株式市場も、現時点で相当程度までこのリスクは織り込んでいそうです。

②ロシア軍がさらにウクライナ西部への侵攻してくる場合

こちらはウクライナ・米国とNATOも想定しておらず、許容できないレッドラインでしょう。

万が一ロシア軍が首都キエフまでの侵攻をうかがうような動きを見せたら、本格的な戦争に突入するおそれも出てきます。

世界の株式市場はパニック売り・大暴落で反応しかねない悪夢のシナリオです。

私は当面、②に事態が推移するリスクがあるのかないのかという観点で、報道をチェックしていこうと思います。

ロシアがウクライナ東部に侵攻か

本日はイーレックスが-25円の1639円、ミズホメディーが-20円の1885円、静岡銀行が-3円の897円、タナベ経営が-4円の638円、サイゼリヤが-33円の2860円でした。

本日は日本時間の朝早く、ロシアがウクライナ東部の親露派勢力による独立宣言を承認したとの一報が入ってきました。

ロシアはこれで、同地域に平和維持の名目で軍隊を侵入させる大義名分を整えたといえます。

日経平均株価は−1.71%の2万6449円61銭。

株価は下落しましたが、ロシアの軍事行動としてはまだ想定の範囲内という反応だと思います。