ウクライナ情勢は5月までに収束か

本日はイーレックスが+36円の1809円、ミズホメディーが+33円の1849円、静岡銀行が+25円の863円、タナベ経営が+12円の656円、サイゼリヤが−20円の2646円でした。

ウクライナ情勢では本日、ウクライナ大統領府の顧問が戦争は5月初旬までに集結する可能性が高いという見方を示したと報道がありました。

ロシアが継戦に必要なリソースをそこまでに枯渇しそうだ…ということを根拠に挙げています。

ウクライナからすると“大本営発表”にはなりますが、まったくの無根拠でこうした期限を切る見方を示すこともないと思います。

円安が急ピッチで進行中

ここ1-2週間ほど、円安が急激に進行しています。

現在は1ドル117円台後半で、これは約5年数か月ぶりの円安水準です。

米国はFRBが打ち出した利上げを概ね予定通り進める見通しになっており、円売りドル買いはさらに進んでいきそうです。

このまま円安が高じていくと、どうなっていくでしょうか。

私は基本的に貿易輸出面でのプラスが大きいと見ています。

その一方でウクライナ情勢に関連した原油高・農産物や資源高を考えて、輸入面でのダメージの方が痛いという識者の見方にも十分に理屈が立っていると思います。

貿易で得する大企業と物価高に苦しむ庶民の格差が拡大する…というのが悪いシナリオですが、“落としどころ”の向かう先を注視していきます。

春が本格到来か

本日はイーレックスが-28円の1773円、ミズホメディーが+22円の1816円、静岡銀行が+12円の838円、タナベ経営が+1円の644円、サイゼリヤが−41円の2666円でした。

本日、首都圏は日中の最高気温が20度を超える陽気となりました。

週末も暖かったので、春が本格的に到来したようです。

鼻がグズグズするので、花粉症も本格的にやってきたみたいですが…

経済制裁下でロシア国内はどうなるか

ウクライナ情勢を巡り、ロシアが世界の主要国から非常に厳しい経済制裁を受けています。

ロシアは金融システム、貿易、商取引などで世界経済から実質的に切り離されるような状況に陥りつつあります。

通貨のルーブルは戦争前から8割ほど価値が暴落しており、ロシアの人々はこれから激しいインフレに見舞われることになりそうです。

ロシア国内は既にプーチン大統領の命令下で、厳しい言論統制下におかれています。

そのため暫くは、ロシアの市民生活がどうなっているのかを伺い知る機会が限られるかもしれません。

経済制裁でこれから本当に何が起こっていくのか、監視の目を潜り抜けて漏れ伝わってくる数少ない情報をつかめるようにしたいと思います。

日本市場は反落

本日はイーレックスが-89円の1801円、ミズホメディーが-43円の1794円、静岡銀行が+14円の826円、タナベ経営が-12円の643円、サイゼリヤが-81円の2707円でした。

昨日は日経平均株価が4%に迫る上昇となりましたが、本日は2%以上の反落となりました。

ウクライナ情勢はまだ混とんとしているので、来週もボラティリティーの高い相場になりそうです。

大手損保各社が火災保険料を値上げ

大手損害保険の各社が10月から、住宅向け火災保険料を11-13%引き上げることになりました。

「災害の増加に保険料の値上げスピードが追い付かない」というのが、業界および各社の言い分となっています。

理由のぜひはさておいて、こうした値上げに直面すると損害保険は売り手が強いビジネスだなと実感します。

自動車保険や住宅の損害保険は、そもそもクルマの運転や居住に対してほぼ強制的に購入しなくてはいけないサービスです。

買い手が「高いから買わない」という選択肢は取りづらく、今回のように大手企業が足並みをそろえて値上げしてくると、購入する側は付き合わざるを得ないのではないでしょうか。

ノジマとスルガ銀の提携解消に思うこと

神奈川県内を拠点とする家電大手量販店のノジマが8日、スルガ銀行と資本業務提携を解消することで合意したと発表しました。

今後、ノジマは保有しているスルガ銀の全株18.49%をスルガ銀との相対取引で手放します。

この報道に接して思うのは、両社の企業文化に隔たりがあったのかなという推測です。

ノジマはゲーム機の転売目的の購入を防止したり、70歳以上の雇用に積極的に取り組むなど、経営姿勢に倫理観を感じることが多いです。

一方のスルガ銀は、数年前に「かぼちゃの馬車」で個人向け住宅投資ローンで世間を騒がせたことを思い浮かべます。

ノジマは資本業務提携してからの付き合いで、スルガ銀の企業文化を許容できないと確信したのでは…というのが、個人的な見立てです。

ウクライナ情勢は懸念材料が山積

ロシアがウクライナに侵攻している戦争が、世界の株式市場に悪影響を及ぼしています。

欧米各国の市場はもちろん、国内もきのう8日に日経平均株価が1年4か月ぶりの安値をつけました。

ウクライナ情勢はざっと並べてみても、世界に対して多くの懸念材料を投げかけています。

・欧米諸国が課したロシアに対する非常に厳しい経済制裁

・ロシアの原油、天然ガスが禁輸になるかもしれないエネルギー問題

・ウクライナの小麦が輸出できなくなるかもしれない穀物問題

・貿易・物流網の世界的な混乱や停滞

現時点でこの戦争の落としどころは見えておらず、これらの懸念材料はますます悪影響を増幅させていくおそれもあります。

現状では株やコモディティの売買をしても、焼け石に水という状況ではないか…と見ています。

日経平均株価が1年4か月ぶり安値

本日はイーレックスが+36円の1908円、ミズホメディーが-70円の1806円、静岡銀行が-12円の800円、タナベ経営が±0円の643円、サイゼリヤが-113円の2698円でした。

日経平均株価は続落して−1.71%の2万4790円95銭で、約1年4カ月ぶりの安値をつけました。

2万5000円を割り込んだことで、投資家心理も一段と冷え込む展開になるかもしれません。

そんな中、イーレックスはきのう、本日と逆行高になっています。