ファミレスには逆風の時代に

ファミリーレストラン店舗が新型コロナウイルスによる客足減の影響で、約2年半で9%の店舗数減となったそうです。

帝国データバンクのレポートはこちら

TDBのレポートによると、ファミレス大手16社の店舗数は、19年12月期の9230から22年6月期は8420に減少。

810店舗、これは約9%の減少幅です。

売上減に加えて、最近は原材料費の高騰も不採算店のリストラに拍車をかけているそうです。

ファミレスは大ざっぱに言って「値段まあまあ、味まあまあ、店内は居心地よい」というのが訴求ポイントでしょうか。

このうちで値段が上がると確かに足は遠のくと思います。

ファミレスには逆風の時代になっているようです。

私はサイゼリヤを保有しているので、経営環境の変化には引き続きアンテナを張っておこうと思います。

資産総額が増えているが慢心注意

本日はABホテルが+31円の1,492円、イーレックスが+81円の2846円、タナベ経営が-2円の650円、サイゼリヤが-12円の2635円、ANAが-25.5円の2572.5円でした。

ここ数日は国内外市場とも堅調で、資産総額が過去最高を更新しています。
ただ、円安による為替のカサ上げ分や米国の利上げ観測で楽観ムードが出ていることを要因にしたものであるため、足元の不安定さはぬぐえません。

慢心注意で、淡々と成り行きを見ていこうと思います。

すかいらーくの店舗リストラに思う事

外食大手のすかいらーくHDが12日、ロードサイド店舗などを中心に不採算の約100店舗を閉店すると発表しました。

原料費高騰に伴う値上げの影響などが指摘されていますが、私は「ロードサイド店舗などを中心」というところがポイントと見ています。

ガソリン価格の上昇で、ファミレスまで気軽にクルマで行くという消費行動が控えられているのではないでしょうか。

ロードサイド店舗を事業セグメントに持つ他の外食企業、別の業界の企業などにも似た傾向がこれから出てこないか、関連銘柄を保有している投資家の方は点検してみると良いかもしれません。

ANAの株価上昇がストップ

本日はABホテルが-9円の1,461円、イーレックスが+12円の2765円、タナベ経営が+2円の652円、サイゼリヤが+12円の2647円、ANAが-7円の2598円でした。     

ANAは-0.3%で引けて、続伸が3営業日でストップしました。

やはり一気に上昇とはいかないものですね。

8月末、米FRBの発言に焦点が集まりつつある

この1週間ほど、国内外とも株式市場は堅調です。

米国で今月のインフレ率が予想を下回ったことを受けて、インフレ退治に成功しつつあるのでは…という期待が株高につながっています。

こうなってくると次の焦点は、8月25日から3日間開催されるジャクソンホール会議になってきます。

カンザスシティー地区連銀が毎年開催するこの経済シンポジウムでは、最終日に米FRB議長が登壇します。

インフレを押さえ込むため大幅な利上げを打ち出している金融政策に対して、パウエル議長がどういうスタンスや見通しを持っているか。

もし利上げペースの緩和を仄めかすような発言が出た場合、株式市場は一転して強気に転じるかもしれません。

そうした発言が出る可能性は低そうですが、世界中の市場関係者が見守ることになりそうです。

ABホテルが2.7%上昇

本日はABホテルが+38円の1,444円、イーレックスが+25円の2748円、タナベ経営が-1円の649円、サイゼリヤが-5円の2658円、ANAが+17円の2572.5円でした。

本日はABホテルの株価が2.7%上昇しました。

今期1Qの決算短信が好感されており、コロナから旅行需要が回復しつつある恩恵を受けています。

イーレックスが8%超の上昇

本日はABホテルが+24円の1,371円、イーレックスが+22円の2514円、タナベ経営が±0円の651円、サイゼリヤが-7円の2654円、ANAが-43円の2542円、ミズホメディーが-44円の2901円でした。

本日はイーレックスが8.31%と大きく上昇しました。

10日に発表された今期1Qの決算短信が好感されて、投資機関などから大口の買いが入ったのだと思います。

10日に今期2Qの決算短信を発表したミズホメディーは、全100株を寄り付き直後に売却しました。

少額の利益確定となりました。

詳細はまたあらためてこのブログに書こうと思います。

ミズホMが通期の業績予想を上方修正

本日はABホテルが+24円の1,371円、イーレックスが+22円の2514円、タナベ経営が±0円の651円、サイゼリヤが-7円の2654円、ANAが-43円の2542円、ミズホメディーが-44円の2901円でした。

ミズホメディーは場中の正午に今期2Qの決算短信を発表しました。

併せて通期の業績予想の上方修正、増配も発表しました。

終値は前日比-1.49%でした。

結果を見ると、市場は「発表内容はサプライズまではいかない」と判断したようです。

SBGの1Q決算 孫正義氏の弁に思うこと

ソフトバンクグループが8日に今期1Qの決算短信を発表して、日本企業としては過去最大となる3兆1627億円の赤字を計上しました。

ブルームバーグの記事はこちら

保有するスタートアップ株式の評価損が膨らんでいるための赤字で、詳細はたくさん関連記事が出ているので割愛します。

私が注目したのは、孫正義社長の決算短信に対する会見です。

主な発言を抜粋してみます。

・7兆円あった利益がほぼゼロになった
・21年は5兆円くらい利益を出して、やや有頂天になった
・この冬がどのくらい続くかは分からない

評価が分かれるところかもしれませんが、私は現状や心情を率直に語っていて好感を持ちました。
孫社長としては、これまでの投資がうまくいっていないことを概ね認めていると思います。
こうした場面で取り繕ったりごまかしたりする企業や団体と比べれば、ずっと良いです。

少なくとも私は、孫社長を経営者として信用できると感じました。

SBGの経営状況が苦しそうだという事実には変わりないのですが…