将棋の藤井聡太七段が16日、棋聖戦の5番勝負の第4局で渡辺棋聖を破って3勝1敗として、史上最年少の17歳11カ月で棋界のタイトルを獲得しました。
藤井新棋聖の異次元の強さは既に多く報じられている通りですが、私が一連のフィーバーを眺めていて思うのは、棋士はやっぱり頭が良いなあということです。
藤井棋聖もそうですが、今回負けた渡辺二冠や師匠の杉本昌隆八段、その他の棋士のコメントも、どれも率直で謙虚です。
「年齢ではなく実力がすべて」「勝っておごらず負けて腐らず」「相手を思いやる」などの価値観が、棋界全体で共有されているのが良く分かります。
渡辺二冠の本当の心中は察するしかありませんが、あれだけの立場で負けてもああした態度を取れるということを、私は尊敬します。
せめて立ち居振る舞いや態度だけでも、私は棋士を大いに見習いたいと思います。