「石油元売り5社が独自開発とうたっていたハイオクが、実はどれも同じものだった」という特ダネを毎日新聞社が最近報じて、スポーツカー愛好者らから怒りを買っています。
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石油業界のなれ合い、消費者に対する不誠実な仕事なのは間違いなく、まずはケシカラン話です。
私はこのニュースを聞いて「歯磨き粉のような話だな」という感想を持ちました。
歯磨き粉は実際の効能よりも、メーカーのブランディングやコマーシャルで「売れる商品」として仕立て上げられている側面があります。
世界的に有名な日用品メーカーの社員が「わが社が世界一優れているのは、白い練り物をCMで売りまくれるようにする広告力だ」とうそぶいたというのは、私が又聞きの又聞きで耳にした逸話ですが、そこには真偽はともかく一抹の真実味を感じ取れます。
今回のハイオクの実態も似たような話なのでしょうが…
愛車のスポーツカーにお気に入りのハイオクを給油しつづけてきたようなクルマ好きたちに、名指しされた石油メーカーがどう向きあっていくのか見守りたいと思います。