ミズホMの上値を占う

新型コロナウイルスの抗原検査キットを手がけるミズホメディー(4595)が先週24日、株価が8.3%上昇しました。

当面の上値はどこまでいけそうか、当たらぬも八卦で占ってみます。

☆現状

・株価 2567円(6月27日の終値)

・配当利回り 5.6%(年間配当145円)

ミズホMを考える上で、私は配当利回りに着目しています。

5%台後半の利回りは、投資家にとってはインカムゲイン狙いとしてもかなり魅力的な水準だと思います。

同社は決算見通しのガイダンスを発表する際、期首は保守的な数字を出してくる傾向があります。

今期、年間配当は145円。

これは前期比で△10円です。

ここからはヤマ勘の類になりますが、私は同社は「前期と同額の年間配当155円を出すアテはついている」のではないかと見ています。

よっぽど期中の業績見通しが悪化しない限り、どこかのタイミングで10円の増配を発表する…というシナリオを描いています。

もしそうなって年間配当155円になれば、現在の配当利回り5.6%を実現する株価は、

155円÷5.6%=2,767円

になります。

この株価2,767円は、現在の株価2,567円からは、

7.8%のアップサイドの余地がある(2767/2567)

ということになります。

こうした期待を市場が織り込んで、この水準に株価が近づいていくとすれば…

市場の外的環境をいったん脇に置いておけば、私は「ミズホメディーは配当利回りを手がかりに7-8%のアップサイドの余地がありそう」という見立てを頭に入れておこうと思います。

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