保有銘柄のタナベ経営がここ数日、ちょっとずつ株価を上げています。
同社は9日に自己株式の取得を発表しており、それが効いているようです。
取得の概要は以下の通りです。
・買付価格は635円
・10日に自己株式立会外買付取引にて買付
・買付上限数は12万株(発行済株式数の0.7%)
買付の理由を、同社は「東証プライム市場への上場で求められる基準を満たしていくための資本政策を遂行していくため」と発表しています。
これは私が同銘柄を購入するときに期待した狙いと一致しています。
注目すべきは、今回の買付価格を635円としていることでしょう。
同社の発行済株式数は約1751万株。
これは、
635×1751万=時価総額111億円
という水準です。
東証プライムは上場基準のひとつに「時価総額100億円」を課しています。
タナベ経営は100億円に10%ほど安全余裕率を見て、時価総額110億円前後をキープしたいのでは…というのが、私の見立てです。
この推論が成り立つのであれば、タナベ経営は自社の株価を635円で買い支えるということになります。
ウクライナ情勢で市場は極めて不透明ですが、タナベ経営に関しては株価635円を意識しておこうと思います。