ロシアで起こるマクドナルド狂乱

ウクライナ情勢を巡ってマクドナルドは13日、ロシア国内の850店舗を一時閉鎖しました。

ロシアでは個人間売買サイトで冷凍保存されたチーズバーガーが1個250万ルーブル(日本円で約220万円)で出品されるなど、マック狂乱ともいえる騒動になっています。

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私が個人的に考えさせられたのは、最終営業日にロシアの人々が正装で来店して、ナイフやフォークを用いてフォーマルな晩餐のようにハンバーガーやポテトを口にしたという出来事です。

「マックの味を楽しめるのはこれが最後かもしれない」という気分が、カジュアルフードの象徴ともいえるマクドナルドに対極の食事スタイルを引き寄せたように思われます。

アイロニー、悲しみ、軽い絶望感、厭戦気分などが複雑に折り重なったロシアの人々の心象を表しているように受け止めました。

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