ここ1-2週間ほど、円安が急激に進行しています。
現在は1ドル117円台後半で、これは約5年数か月ぶりの円安水準です。
米国はFRBが打ち出した利上げを概ね予定通り進める見通しになっており、円売りドル買いはさらに進んでいきそうです。
このまま円安が高じていくと、どうなっていくでしょうか。
私は基本的に貿易輸出面でのプラスが大きいと見ています。
その一方でウクライナ情勢に関連した原油高・農産物や資源高を考えて、輸入面でのダメージの方が痛いという識者の見方にも十分に理屈が立っていると思います。
貿易で得する大企業と物価高に苦しむ庶民の格差が拡大する…というのが悪いシナリオですが、“落としどころ”の向かう先を注視していきます。