ウクライナ情勢の成り行きを想定する

ロシアがきのう22日、ウクライナ東部の親露派勢力による独立宣言を承認し、同地域に軍隊を侵攻させる大義名分を整えました。

米国を後ろ盾とするNATO勢力は批判を強めており、本格的な戦争が勃発するのではないかと軍事的緊張が極限まで高まっています。

私もこの1週間ほど、関連の報道記事を読み続けています。

ここでは素人なりに、今後の展開を予想しておこうと思います。

今回のロシアによる侵攻は、ロシア軍がウクライナ東部の占領に留まるか、ここからさらに西部に戦線拡大していくかがシナリオの分かれ目だと思います。

①ロシア軍がウクライナ東部の占領に留まる場合

ここまでなら、米国とNATOも危機管理のシナリオの範囲内にしているのではないかという感触があります。

同地域はこれまでにロシアが実効支配の足場を固めていたということもあり、ウクライナ側も防衛戦略で“損切り”を覚悟していてもおかしくありません。

世界の株式市場も、現時点で相当程度までこのリスクは織り込んでいそうです。

②ロシア軍がさらにウクライナ西部への侵攻してくる場合

こちらはウクライナ・米国とNATOも想定しておらず、許容できないレッドラインでしょう。

万が一ロシア軍が首都キエフまでの侵攻をうかがうような動きを見せたら、本格的な戦争に突入するおそれも出てきます。

世界の株式市場はパニック売り・大暴落で反応しかねない悪夢のシナリオです。

私は当面、②に事態が推移するリスクがあるのかないのかという観点で、報道をチェックしていこうと思います。

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