【ミズホM】保険収載価格の見直しに言及

ミズホメディー(4595)は先週の10日、21年12月期の決算を発表して、22年12月期の通期業績のガイダンスを発表しました。

22年12月期はガイダンスで売上高9709百万円を提示しています。

同社の株価は少し前、新型コロナウイルスの検査試薬の保険収載価格が引き下げられたことを受けて、急落する場面がありました。

この保険収載価格の見直しについて、ミズホメディ―は今回の決算発表で初めて公式に見解を出しました。

該当部分を引用します。

新型コロナウイルス感染症は、オミクロン変異株による第6波が収束した後も、小規模の波を幾度か繰り返すことを前提とし、遺伝子検査キット「スマートジーン SARS-CoV-2」の売上高は、約55億円(約105万テスト、前期は125万テスト)と予想しております。なお、当該製品は、保険収載価格の見直しに伴い2021年12月末より販売単価
を改定しております。また、抗原キットの「クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu(Flu A,B)」及び「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2」につきましては、今後需要の増加を見込んでおり、売上高は計約24億円(約240万テスト)を予想しております。

【引用:ミズホメディー 2021年12月期 決算短信 5P】

ポイントは以下の通り。

・保険収載価格の見直しを受けて、昨年末に製品の販売価格を改定(値下げ)している

・抗原キットは今期以後、需要増加を見込んで売上高を見積もっている

平たくいうと、同社は保険収載価格の見直しを今後の業績予想に織り込んでいるということです。

このことから、この材料も現状の株価に十分に織り込まれたと判断していいと考えています。

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