資産運用のノウハウを指南する書籍やブログを読んでいると、家計に急なことが生じたときの備えのお金、いわゆる生活防衛資金の必要性がよく出てきます。
すぐ動かせる銀行預金でどれくらい持っていれば良いのか。
ここは説く人によって様々です。
「収入が途絶えても取り崩しでしのげる分」として、少なくて月々の支出の3カ月分、多いと2年間分という幅でしょうか。
私自身は慎重な性格もあり、1年間分以上は投資のお金とは別に取り分けています。
実際にどれくらい持っておけばいいかというと、ここはその人の仕事や家族の状況で千差万別でしょう。
例えば子供がいるのかいないのか、いたとして何歳なのか。転職を考えたりしているのか。家族の健康状態はどうか。住宅を購入したいタイミングだったりするのか…など、考えるべきファクターは無数にあります。
読んだ本の数字を鵜呑みにするのではなく、「生活防衛資金」というお金に対する考え方を学んだ上で、今の自分はいくらくらい持っておこう…と考えるのが良いと思います。