日銀が先日に発表した6月の短観では、飲食・宿泊業界で新型コロナウイルスによる業績低迷の出遅れが観測されました。
私はこの2業種に投資妙味を見いだせないか、調べています。
今回は個別企業の分析の第1回としてすかいらーくを取り上げます。
【①すかいらーく(3197)】
☆今期(21年12月期)の業績
・売上高
ガイダンス285,000百万円、コンセンサス318,350百万円
ガイダンスは19年比で84.0%
1Qの進捗率は22.7%(64,832百万円)
・EPS
ガイダンス2.03円、コンセンサス17.20円
☆前期(20年12月期)の業績
売上高288,400百万円、前期比75.7%
最終赤字2800百万円
☆寸評
今期の業績見通しおよび1Qの進捗は可もなく不可もなくという感じです。
気になるのは株価です。
19日現在、株価は1476円。
昨年3月に新型コロナウイルスで世界中の株式市場が暴落したとき、大底は1300円台でした。
ワクチン接種率がひたひたと進んでいる状況を考えると、私は今の株価水準はかなり値ごろなところまで来ているのでは…と見えます。
現在よりさらに株価が下落するような局面になれば、投資を検討してもいいかもしれません。
【注目している外食企業4社】
①すかいらーくHD(3197) 値戻 遅 / 売ガ 285,000百万円 / 進捗 1Q22.7%
②日本マクドナルドHD(2702) 値戻 並 / 売ガ 299,500百万円 / 進捗 1Q25.3%
③吉野家HD(9861) 値戻 遅 / 売ガ 155,100百万円 / 進捗1Q23.5%
④ドトール・日レスHD(3087) 値戻 並 /売ガ 122,180百万円 / 進捗1Q-
・値戻
新型コロナショック直後の20年3月ごろから、株価がどれだけ戻っているか
速・並・遅の3段階評価。チャートの形をパッと見しての、個人的な判断
・売ガ
今期の売上高ガイダンス
・進捗
今期の売上高進捗率
※ドトールは2月決算