東芝の買収報道の背景とは

東芝がおととい7日、英投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」などから、2兆円を超える買収に向けた提案を受けていることが報じられて、同社も事実を認めました。

現CEOの車谷暢昭氏は17-18年、CVC日本法人の会長を務めており、今回の買収案件はいわゆる「社長案件」だと推測されます。

こうした動きが出てきた背景には、3月に旧村上ファンドの流れを汲むエフィッシモ・キャピタル・マネジメントが同社の臨時株主総会を開催させて、提案を認めさせたことが背景にあります。

一連の流れはマネックス証券のアクティビストファンドが発信しているコラム記事で解説されています。

アクティビストタイムズの記事はこちら

つまり、今回のCVCの提案は「車谷CEOが旧知のファンドを使って企業を非公開化して、エフィッシモらアクティビスト勢の株主提案を回避していく」狙いがあることが読み取れます。

これからどちらが主導権争いで優位に立っていくのか、ちょっと見ものになりそうです。

コメントを残す