きのう9日に20年12月期の決算を発表してストップ高となったミズホメディーについて思ったことがあります。
私は8日に同銘柄を購入して、今回は投資の狙いを当てることができました。
同社は新型コロナの検査試薬を第4四半期から販売しており、その売上が決算に計上されたことがストップ高の要因となりました。
ところで「新型コロナの検査試薬の売上が期待できて、決算が発表されたら大きく値上がりする」という分析は、少し前から複数の個人投資家が披露していました。
私は「市場は企業の動向や業績を速やかに株価に織り込む」という効率的市場仮説を強く支持しています。
今回のミズホメディーは数日前から大きな値動きをしておらず、「決算発表で一気に上昇する」というのは半信半疑でした。投資を決めたのも「ギャンブルと割り切れば、期待値としては悪くない」と判断してのことでした。
効率的市場仮説を教条的に信じていれば、ミズホメディーには投資せずに終わったと思います。
「理論と実際の株式市場はちがう」という事実をインパクトある結果で体験できたことは、いち投資家として良い経験になりました。