私が保有する新型コロナウイルスのワクチンを開発するバイオンテック(BNTX)は、国内外の投資家から動向を注目されています。
同社は現在、ワクチンの効果を検証する第3臨床試験(最終段階)をしており、いよいよ11月第3週の今週、結果が発表される予定です。
株価は「効果あり」なら高騰、「効果なし」なら暴落という見通しです。
これに先駆けるように先週、同社は「新型ワクチンは90%の感染者に効果あり」というアナウンスを出しました。これを受けて、株価は10%以上も上昇しました。
さて、今週の発表にどう備えるべきか?
私自身は先週13(金)の深夜に、保有していた144株のうち109株を利益確定して、約100万円分を現金化しました。
今週、同社の発表がワクチンの実用化についてポジティブなものになるのかネガティブなものになるのか、私は判断がつきませんでした。
先週のアナウンスについては、良いほうにも良くないほうも解釈ができます。
良いほうは「バイオンテックのこれまでの活動を考えれば、一定以上の根拠のあることを言うだろう」で、良くないほうは「CEOら経営陣の持ち株を売却するために、株価を上げる方便を出した」です。
私は良くないほうに転んでも投資金額に対して過大な損失を被らないように、保有していた株式の多数を手放しました。
手元に残したあと35株については、試験結果が良好→株価高騰というシナリオに期待する分です。
こうなったときは結果的に利益確定のタイミングが早すぎたということになりますが、そこは不確実性のリスクをあらかじめ避けたということで納得するつもりです。