衆院選を経て、11月26日までに特別国会が開かれます。
そこで新首相が決まります。
有力候補は自民党総裁のの石破茂首相か、立憲民主党の野田佳彦代表です。
国会はハングパーラメントとなっており、自民・公明の与党と野党が多数派工作に動いています。
キャスティングボードを握るのは国民民主党と日本維新の会ですが、私は国民民主の動きに注目しています。
国民民主の玉木雄一郎代表は特別国会では石破氏、野田氏のどちらにも投票しないと言っています。
これを言葉通りに受け止めると、国民民主の28議席分が棄権票となるため、自民・公明による石破氏の首相指名が通る可能性が高くなります。
玉木氏を動かすキーワードは「ガソリン税のトリガー条項凍結の解除」かとみています。
国民民主がかねてから実現したい政策に掲げており、野田氏がこれを請け負うと約束すれば、玉木氏は乗ってくるのではないでしょうか。
自民党はトリガー条項を凍結し続けたい意向ですので、ここが特別国会に向けて論点になってくるようだと、かなり政局が動きそうです。