近年、企業が配当とともに出していた株主優待に、縮小・廃止が相次いでいます。
合理的に考えてみればこれは当然のことです。
例えば500円のクオカードやお米券を株主優待で郵送するくらいなら、500円を配当金にした方が郵送コストや事務作業の手間を確実に削減できます。
株主優待というのは、株式投資がまだ世の中一般に普及していないときにつくられた「特別なお得意様への付け届け」のようなものだったのかもしれません。
株式投資がネット証券などで簡単にできるようになってきた時代にあっては、その非合理性をもって縮小・廃止となっていくのは必然だと思います。