この1週間ほど、国内外とも株式市場は堅調です。
米国で今月のインフレ率が予想を下回ったことを受けて、インフレ退治に成功しつつあるのでは…という期待が株高につながっています。
こうなってくると次の焦点は、8月25日から3日間開催されるジャクソンホール会議になってきます。
カンザスシティー地区連銀が毎年開催するこの経済シンポジウムでは、最終日に米FRB議長が登壇します。
インフレを押さえ込むため大幅な利上げを打ち出している金融政策に対して、パウエル議長がどういうスタンスや見通しを持っているか。
もし利上げペースの緩和を仄めかすような発言が出た場合、株式市場は一転して強気に転じるかもしれません。
そうした発言が出る可能性は低そうですが、世界中の市場関係者が見守ることになりそうです。