三井住友フィナンシャルグループがきのう23日、SBIホールディングスと包括的な資本業務提携をすることを発表しました。
SBIが第三者割当増資を実施し、SMBCは796億円で約1割の出資比率を持ちます。
日本の金融業界を俯瞰するなら、三大メガバンクの一角と国内最大手のネット証券会社が資本提携に踏み切った…というのが今回の構図でしょうか。
直感的には、SBIの方にうまみが大きい資本提携であるような気がします。
SMBCに口座を持つリテールの顧客層は、SBIにとっては株式や投資信託をセールスするのに魅力的な新規のお客様に映るのではないでしょうか。
裏返しでいうと、SMBCがどれだけ実利を得られるのかが今ひとつ見えづらい提携です。
SMBCにはあっと驚くような、提携を生かした経営方針を示してくれることを期待します。