岸田文雄首相は先日の日米首脳会談で「防衛費の相当な増額」を表明しました。
自民党はGDPの2%を防衛費とすることを掲げており、額面通りにするなら追加の防衛費はおおよし5兆円と試算されています。
年間5兆円の新たな防衛費をねん出するために、どれだけの増税が必要なのでしょうか。
ごく単純に5兆円を日本の人口の1億人で頭割りすると、
5兆円÷1億人=50,000円
4人家族の世帯なら、1年間で約20万円の増税になります。
赤字国債を発行して賄えばいいという議論もありますが、その借金はそのまま将来世代への同じだけの負担になります。
戦争に備えるということは、現実的に運用可能な兵站を確保することに他なりません。
5兆円をどこから賄うのか、私は具体的な税負担の視点で考えています。