【2022.4月 第4週】今週の振り返り

きょう4月30日時点の保有銘柄の含み損益は以下の通りです。

イーレックス 1,988円 / 200株 /397,600 / +145,400 / 57.65%

静岡銀行 841円 / 100株 / 84,100 / +7,600 / +9.33%

ミズホメディー 1,980 / 300株 / 594,000 / -177,600 / -23.01%

タナベ経営 675円/ 300株 / 202,500 / -20,700 / -9.27%

サイゼリヤ 2,390円/ 100株 / 239,000 / -64,900 / -21.35%

(現在値 / 保有数 / 時価評価額 / 評価損益額 / 評価損益率)

BTC 0.713BTC / 1,524,853円

(取得単価 / 保有数 / 取得原価)

BTCは+137.4%・約210万円の含み益

ゴールデンウィーク前にしては大きめの値動きを繰り返した1週間でした。

保有株はいずれも行って来いというような展開でした。

静岡銀行は27日、名古屋銀行との包括提携を発表しました。

地銀の合従連衡を期待して保有していますが、今回は株価の上昇には寄与しませんでした。

ウクライナ情勢は依然として先行きが見通せません。

円安もまだま止まる気配がなく、来週は1ドル135円を伺うのではないでしょうか。

日銀の指値オペの推移 漂う手詰まり感

円安がどんどん進んでいて、きのう28日は為替が20年ぶりに1ドル130円台を突破しました。

昨日は日銀が金融政策決定会合をして、国債を金利0.25%で無制限に買い入れる指値オペを原則毎営業日に実施するという方針を打ち出しました。

今年になってからの日銀の指値オペ実施の推移を振り返ってみましょう。

・3/28 初の指値オペを実施

・3/29-31 初の連続指値オペを実施

・4/21-26 6日間の連続指値オペを実施

・4/28 原則毎営業日の指値オペをする方針を打ち出す

一連の流れから漂ってくるのは、日銀が手詰まりに陥りつつあるという閉塞感です。

日銀は保有する大量の国債の簿価切り下げを避けるため、金利上昇を容認できません。

指値オペで指定する金利0.25%が、防衛ラインです。

中央銀行が発動する手段としては異例の指値オペが、この1カ月間で瞬く間に「1日間」から「毎営業日」にまでなりました。

乱暴な例えになるかもしれませんが、私には重症患者に投与する麻酔が常態化しつつあるように見えます。

円安が20年ぶり130円台に

本日はイーレックスが+76円の1988円、ミズホメディーが+18円の1980円、静岡銀行が+20円の841円、タナベ経営が+2円の675円、サイゼリヤが+21円の2390円でした。

本日は日銀が金融政策決定会合をして、大規模な金融緩和を維持する方針を決めました。

これを受けて東京外国為替市場では一時1ドル130円台を突破して、20年ぶりの円安水準まで進みました。

円安は当面、止まるきっかけを見いだせないまま進みそうです。

円安インバウンド銘柄 まとめ

円安がどんどん進んでいますが、私はコロナ禍の出入国制限が緩和されたとき、インバウンド銘柄に恩恵があるのではないかと見ています。

ブログでは円安インバウンド銘柄として、ホテル経営を手がける3社を分析しました。

今回はそのまとめです。

①東祥(8920) 〇

ABホテル。スポーツクラブも経営していて、アフターコロナ銘柄として有力。

企業の成長力も見込める

②帝国ホテル(9708) 〇~△

株価上昇が見込めるのはコロナ禍になる前の2000円台か。

ブランド力は日本屈指で、コロナ後は業績回復するのは確実。

③ロイヤルホテル(9713) △~✕

コロナ後は業績が回復するだろうが、企業の成長力に疑問符がつく。

コロナが早く収束して、また海外旅行の往来が自由にできる日がくるといいなと思います。

イーロン・マスクがツイッターを買収へ

本日はイーレックスが+7円の1912円、ミズホメディーが-51円の1962円、静岡銀行が-18円の821円、タナベ経営が+10円の673円、サイゼリヤが+25円の2369円でした。

米国ではテスラCEOのイーロン・マスク氏がツイッターを買収することが決定したと大きく報じられています。

ツイッターは業績が低迷しており、マスク氏は投資として分の良い勝負になると判断したのではないでしょうか。

【ロイヤルホテル】円安インバウンド銘柄③

円安がどんどん進んでいますが、私はコロナ禍の出入国制限が緩和されたとき、インバウンド銘柄に恩恵があるのではないかと見ています。

円安インバウンド銘柄として、ホテル経営を手がける3社を取り上げます。

今回は個別企業の分析の第3回としてロイヤルホテルを取り上げます。

【③ロイヤルホテル(9713)】

☆直近の業績

・売上高(百万円)

19年3月期 40,884

20年3月期 37,601

21年3月期 15,638

22年3月期 ガイダンス 16,900/3Qの進捗率は71.9%(12,143)

☆寸評

新大阪ホテルを起源とする高級ホテル「リーがロイヤルホテルグループ」を経営しています。

業態としてコロナ禍が直撃して、21年3月期は前期比で4割ほどまで落ち込みました。

22年3月期の売上高ガイダンスは前期比プラスですが、3Qまでの進捗が71.9%なので未達になりそうです。

経営成績を見て気になったのは、売上高が21年3月期までで10期連続減となっていることです。

財務状態もコロナ禍の資金繰りを融通するため、三井住友銀行系の事業再生ファンドに優先株を発行したり借入金を増やすなど、防戦にあえいでいる印象です。

総合的に見てコロナ前から経営状況は下り坂だったといえます。

企業の本源的な成長力および財務基盤を比較するなら、アフターコロナの投資先としては前2回で取り上げた東祥、帝国ホテルの方が分が良さそうです。

本日は小幅な値動き

本日はイーレックスが+25円の1905円、ミズホメディーが+13円の2013円、静岡銀行が-11円の839円、タナベ経営が+4円の663円、サイゼリヤが-2円の2344円でした。

本日は日経平均株価が+0.41%と、国内市場は小幅な値動きになりました。

ゴールデンウィークまできょうを入れてあと3日。

投資家としては積極的に動きづらいところだと思います。

【帝国ホテル】円安インバウンド銘柄②

円安がどんどん進んでいますが、私はコロナ禍の出入国制限が緩和されたとき、インバウンド銘柄に恩恵があるのではないかと見ています。

円安インバウンド銘柄として、ホテル経営を手がける3社を取り上げます。

今回は個別企業の分析の第2回として帝国ホテルを取り上げます。

【②帝国ホテル(9708)】

☆直近の業績

・売上高(百万円)

19年3月期 58,426

20年3月期 54,558

21年3月期 22,051

22年3月期 ガイダンス 28,500/3Qの進捗率は76.2%(21,725)

☆寸評

1890年、日本を代表する高級ホテルです。

業態としてコロナ禍が直撃して、21年3月期は前期比で売上高が4割ほどにまで落ち込み、11,710百万円の営業損失を計上しました。

コロナの影響は今期も続くと見込んでおり、ガイダンスでは営業損失11,200百万円としています。

最近は旅行の宿泊客がいないのを少しでも穴埋めするため、30泊の1カ月間滞在プランなどを打ち出して注目を集めたりしています。

コロナ前の2019-20年間、株価は2000円台で推移していました。

現在の株価は1800円台。

アフターコロナ銘柄としては、堅く見て10%ほどの上昇余地があります。

円安によるインバウンドが期待されれば、さらに上値も見えてくるでしょう。

何といっても日本屈指の高級ホテルの看板があるので、復調自体は十分に期待できます。

少し懸念があるとすれば、21年12月時点で利益剰余金が38370百万円となっています。

21年3月期は当期純損失が14,363百万円でした。

無借金経営といまの財務基盤は健全ですが、数年スパンでコロナモードが続くようだと赤字によるフトコロ事情は心もとなくなってきそうです。

今週はGW直前の相場に

本日はイーレックスが+8円の1880円、ミズホメディーが+6円の2000円、静岡銀行が-16円の850円、タナベ経営が±0円の659円、サイゼリヤが-117円の2346円でした。

今週後半から、国内はゴールデンウィークに突入します。

本日の国内市場は軟調でしたが、大きな出来事がなければGW前は売買とも小幅な値動きになるのでは…と予想しています。

【東祥】円安インバウンド銘柄①

円安がどんどん進んでいますが、私はコロナ禍の出入国制限が緩和されたとき、インバウンド銘柄に恩恵があるのではないかと見ています。

円安インバウンド銘柄として、ホテル経営を手がける3社を取り上げます。

今回は個別企業の分析の第1回として東祥を取り上げます。

【①東祥(8920)】

☆直近の業績

・売上高(百万円)

19年3月期 27,239

20年3月期 34,466

21年3月期 17,625

22年3月期 ガイダンス 27,300/3Qの進捗率は55.7%(15,206)

☆寸評

愛知県を拠点とするフィットネスクラブ「ホリデイスポーツクラブ」を運営する企業。子会社はABホテルを運営しています。

業態としてコロナ禍が直撃して、21年3月期は前期比で売上高が半減しました。

アフターコロナ銘柄として取り上げられることが多いですが、ABホテルの稼働を見込むと円安インバウンド銘柄としても注目を集めるのではと見ています。

コロナ前までは成長を続けており、企業としては有望だと思います。