【マネックス証券アクティブファンド】21年12月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の昨年12月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

昨年12月末時点で…

・基準価額は13,020円(前月比+3.2%)

・純資産総額は121.5億円(前月比+9.2%)

・株式組入比率

→12月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が26.6%(前月比−20.5%)

・資産構成比 株式:現金など=73:27

・ハイ・ウォーター・マークは13,887円

【寸評】

純資産総額は減って前月比-9.2%でした。

基準価額も前月比プラスでしたが、1月になって下落しています。

これは株式市場全体のパフォーマンスに引っ張られたβ部分のはずなので、問題ではないでしょう。

株式組入れ比率は、時価総額5000億円の企業が26.6%。

これは前月比−20.7%で、ポートフォリオをかなり入れ替えたことが伺えます。

今回の月次レポートでは冒頭に、トップの松本大氏が1年間の振り返りを寄せています。

ジャフコへのエンゲージメントとNIPPOへの提言を、ファンドが具体的に動いた事例として挙げていました。

ファンド運用状況の報告では、NIPPOへの提言を総括していました。

結果的に親会社(エネオス/買収にはGSが関与)の株主価値を重要視しているとはいえないTOB価格による買収は阻止できなかったが、大手グローバル投資家3社は自分たちに賛同してくれた…とまとめています。

アクティビストファンドも本気で今回のTOB価格を変更できるとは思っていなかったはずで、「言うべきことはいって大手グローバル投資機関も賛同した」という一定のオーソリティーを得られただけでも十分というところでしょう。

市況につられてまだ基準価額が下がるようなら、同ファンドに興味のある投資家には購入のチャンスがやってくるかもしれません。

レポートはこちら

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

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