米連邦準備制度理事会(FRB)は26日まで連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、声明で次回会合(3月15、16日)でゼロ金利の解除に踏み切ると予告しました。
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これは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策としていた超大規模な金融緩和の手じまいにあたります。
米国でも需給のミスマッチなどによる大幅な物価高が問題となっており、インフレ抑制のためにも金融引き締めを急ピッチで進めるようです。
今回のFOMCの声明は市場の予想を超えており、米国・日本とも株価はかなりの下げで反応しました。
今後の見通しとしては、基本的に今回の声明通りの引き締めスケジュールが進んでいきそうです。
そもそも今の通貨供給量が空前の規模でもあるので、ある意味では金融も平常モードに回帰していくだけです。
FRBとしては逆に想定以上に経済に悪影響を及ぼしたとき、巻き戻すための金融政策ののりしろも持ったわけで、ことは粛々と運んでいくと見ています。