SBIホールディングスが11日、新生銀行に対するTOBが成立したと正式発表しました。
SBIの株式保有比率は約20%から47.77%になり、17日付で新生銀を子会社化します。
SBIによる敵対的TOBだとして世間の注目を集めていましたが、SBIの勝利で決着しました。
新生銀はポイズンピルの対抗策を検討していましたが、最終的に大株主である国から拒否されて万事休すとなりました。
SBIは地銀の買収による第4のメガバンク構想を掲げていますが、新生銀は中核的な存在と位置づけられていきそうです。
この構想が順調に進むかはまた別の問題ですが、新生銀の株主にとっては、現在の経営陣よりは展望が開けるのではないでしょうか。
私は今回のTOBを興味を持って眺めていましたが、ひとまずは結末まで見届けられて満足しています。