「いきなりステーキ」は来期が正念場か

ペッパーフードサービスが展開する立ち食いステーキ「いきなりステーキ」が今月、大幅な値上げに踏み切ったことが話題になっています。

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看板メニューの450㌘「ワイルドステーキ」は1925円から2420円と、約500円の値上げ。

「安くておいしい」というお店の売りが揺るぎかねないような価格改定に、これまで常連客だった人たちからは「いきなり値上げ」とやゆする声も上がっているそうです。

物価高が食料品を直撃している昨今、私は値上げ自体は「ないことではない」と受け止めました。

値上げの是非はさておいて、同社の財務状況を簡単に見てみました。

データは21年9月時点です。

(単位:百万円)

・資本金 4777

・利益剰余金 −6246

・有利子負債 4068

・20年12月期の当期純利益 -3955

今期は経常利益130百万円、当期純利益61百万円をガイダンスで提示していますが、財務状況はかなり圧迫されてきているという印象です。

既に継続前提に疑義注記がされており、来期はV字回復がないと正念場になりそうです。

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