SBIホールディングスが新生銀行に仕掛けている株式公開買付け(TOB)について、同行が提示した賛同条件を拒否したことが20日、分かりました。
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新生銀行はSBIに対して、最大48%の買付け条件を撤廃することや1株2000円の買い付け価格の引き上げを求めていました。
SBIにしてみれば応じる必要がなく、拒否は普通の反応です。
新生銀は対抗策としてポイズンピルの発動をほのめかしており、投資助言会社はこれに賛意を示しています。
次の局面は、このポイズンピルを実行に移すかどうかでしょう。
同行の株式の20%を保有している国(預金保険機構と整理回収機構)がこれを認めるかというと、かなり疑問があります。
ポイズンピルで既存株式が希釈化すれば、株価も下落します。
公的資金返済を求める国にしてみれば、世論もうかがって首を縦に振らないのでは…と見ています。