東京オリンピックはきのう8日、17日間の全競技日程を終了して閉幕しました。
日本は金メダル27個、メダル総数58個といずれも史上最多を更新して、競技成績は最高の結果で終わりました。
大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年間の延期を経て、無観客の開催となりました。
オリンピックが始まる前、「五輪は景気にプラスだが、終われば不況になる」といわれていました。
いわば五輪不況は、これからやって来るのでしょうか?
私は五輪不況は起こらないのではないか…と見ています。
不況に陥る前提条件には「オリンピックが開催される前から盛り上がり、多方面で経済的な需要が喚起され、消費や投資が拡大する」という予測がありました。
今回、コロナの影響でこの前提条件はほとんど発生していないと思われるからです。
市況自体には、アフター五輪の悪影響は及ばないがかなり限定的なものに留まると考えます。
巨額の財政的な負担を余儀なくされた大会だったので、祭りの後始末はかなり気が重い感じがしますが…