【日本マクドナルド】外食企業の分析②

日銀が先日に発表した6月の短観では、飲食・宿泊業界で新型コロナウイルスによる業績低迷の出遅れが観測されました。

私はこの2業種に投資妙味を見いだせないか、調べています。

今回は個別企業の分析の第2回として日本マクドナルドHDを取り上げます。

【②日本マクドナルドHD(2702)】

☆今期(21年12月期)の業績

・売上高

ガイダンス299,500百万円、コンセンサス297,700百万円

ガイダンスは19年比で106.3%

1Qの進捗率は25.3%(75,891百万円)

・EPS

ガイダンス153.43円、コンセンサス157.20円

☆前期(20年12月期)の業績

売上高288,332百万円、前期比102.3%

当期純利益20,186百万円

☆寸評

言わずとしれたマクドナルド。

外食企業にも関わらず、新型コロナショックに襲われた2020年も前年比で業績を伸ばした稀有な企業です。

コロナショックを逆に商機と変えて、モバイルオーダー・デリバリー・ドライブスルーなどでお客さんの巣ごもり需要をがばっと取り込んでいます。

今期1Qは営業利益が前年比で+20%に達しており、正にエクセレントカンパニーだと思います。

私は「新型コロナの業績低迷からの出遅れ」を探しているので、同社は投資検討の対象外です。

いち投資家の観点で見ると、同社の株主優待(商品優待券の冊子が年2回)は現在の株価で約2%の利回りに相当していて、それなりに魅力があります。

6月の優待権利確定の直後ということもあり、業績好調の割には株価は上がっていません。

マクドナルドのヘビーユーザーの方は、優待狙いで購入しても良いかもしれません。

【注目している外食企業4社】

①すかいらーくHD(3197) 値戻 遅 / 売ガ 285,000百万円 / 進捗 1Q22.7%

②日本マクドナルドHD(2702) 値戻 並 / 売ガ 299,500百万円 / 進捗 1Q25.3%

③吉野家HD(9861) 値戻 遅 / 売ガ 155,100百万円 / 進捗1Q23.5%

④ドトール・日レスHD(3087) 値戻 並 /売ガ 122,180百万円 / 進捗1Q-

・値戻

新型コロナショック直後の20年3月ごろから、株価がどれだけ戻っているか

速・並・遅の3段階評価。チャートの形をパッと見しての、個人的な判断

・売ガ

今期の売上高ガイダンス

・進捗

今期の売上高進捗率

※ドトールは2月決算

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