6月も下旬になり、夏が近づいてきました。
今年の夏、7-8月の相場はどうなるか?
当たらぬも八卦でいうと、私は「上値は押さえられて、横ばいあるいは下落」と予想しています。
予想の大きな根拠は、米FRBが早ければ8月のFOMCの年次シンポジウム(いわゆるジャクソンホール)でテーパリングの開始を示唆するのではないかという見方が出てきていることです。
新型コロナウイルスのまん延に対抗する世界的な超大規模金融緩和は、世界中でワクチンの接種率が上がってきたことで少しずつ手じまいの気運が出てきています。
先日のFOMCでも緩和の縮小について初めて言及がされて、次の焦点は米国のテーパリングがいつ始まるかというところに移ってきています。
「テーパリングが始まる時期が具体的に見えてきそうだ」という市場参加者の観測は、夏の蜃気楼では終わりそうにありません。そうしたうっすらとした警戒感がある限り、相場がヒートアップしていくことはないだろうと思います。