【マネックス証券アクティブファンド】21年2月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の2月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

2月末時点で…

・基準価額は11,963(前月比+5.5%)

・純資産総額は65.3億円(同+12.96%)

・株式組入比率

→2月末時点で、時価総額5000億円以下の投資先の企業数が54.1%

・ハイ・ウォーター・マークは12,570円

【寸評】

純資産総額は前月比+12.96%で、4カ月連続のプラスとなりました。

レポートでは、投資先企業だったジャフコ(8595)に対するアクティビスト活動の詳細を報告しています。

同ファンドが具体的な企業名を出して活動を明らかにするのは、これが初めてです。

ジャフコへの働きかけについては、

・松本大氏とジャフコ・豊島伸一取締役社長がトップ同士の対話をしたこと

・ジャフコが保有していた野村総研の株式の4割売却

・ジャフコが実施した株主還元の拡充および自社株式の取得

を成果として挙げています。

豊島社長からは別立てのリリースでコメントももらっており、友好的かつ建設的なアクティビスト活動だったことをとりわけ明示しています。

レポートではこのエンゲージメントを禅の言葉「啐啄同時」を引用して、自画自賛で評価しています。

私はジャフコに対するエンゲージメントと結果を、以下のように評価します。

まず、これが他の企業にも同様にできることなのかは、次を見てみないと何ともいえません。

ジャフコに限っては松本氏と豊島氏が昔から親交のあった関係だからできたのかもしれず、松本氏のコネクションという属人的な力とファンド自体の力、どちらがどれだけ有効に作用したのかを測れないからです。

同ファンドから設立から1年もしないうちに、具体的な企業で成果を出したことは高く評価します。

松本氏は「結果を出すこと」を当然の責務として引き受ける経営者だということを、今回の案件であらためて強く認識しました。

全体的には、ファンドに対する個人的な評価は上がりました。

同ファンドの動向は来月以降もブログで取り上げていきます。

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

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