日本株の投資術の一つに「株主優待が良い銘柄を買う」というものがあります。
私もそうした株主優待目的の銘柄をいくつか保有しているのですが、投資家として合理的に考えたとき、株主優待はデメリットのほうが多いと考えています。
箇条書きにしてみると、
・株主優待にかかる原資やコストをそのまま配当金にしてほしい
・配当という現金でもらったほうが、使途が限定される株主優待より使いやすい
・株主優待は企業の決定で容易に改悪や廃止ができるので、株価の形成にとってはリスク要因にもなり得る
などです。
こうした考えもあって、私は充実した株主優待を前面にアピールする企業は、自分がよっぽど欲しい特典である場合をのぞいて、投資候補からは外すようにしています。