日本政府は現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の首都圏1都3県に対して緊急事態宣言の発令を検討しています。
実際に発令されると日本市場にもネガティブインパクトが見込まれますが、ここでは個人的に注目したい銘柄としてサイゼリヤ(7581)を取り上げます。
☆サイゼリヤについての確認
・20年8月期は売上高1268億円(国内952、海外314。海外比率は24.8%)
・きのう5日時点の株価は1833円
→直近52週間の最安値は20年4/6につけた1608円
→昨年はコロナ禍が一息ついた10月に2150円台(4月から約+30%)まで値を戻す場面も
☆私がサイゼリヤに注目した理由
・緊急事態宣言が発令したら、外食産業の株価は下落しそう
・外食の企業では、サイゼリヤに期待できそう
・昨年のコロナ禍からの株価戻りでは30%の上昇をしている
・2度目の緊急事態宣言発令で、サイゼリヤもある程度耐性ができているはず
私はサイゼリヤは「レジリエンス(しなやかな回復力)を持つ企業」だと見ています。
創業者である正垣泰彦会長は徹底した理系思考の持ち主で、サイゼリヤの経営も厳密な数字に裏打ちされた科学的なアプローチで成長してきました。
そうした企業文化やDNAは、一度経験済みの新型コロナウイルス禍=緊急事態宣言でも真価を発揮するのではと期待します。
市場全体が外食産業を悲観視して株価が極端に下がるようであれば、サイゼリヤは狙いどころになるかもしれません。