2020年の相場を振り返る

きょう12月31日は大みそかです。

年内最後の記事として、この1年間の相場を振り返ります。

日経平均株価とNYダウの数字はこのように推移しました。

☆日経平均株価(円)

年初 1/6 23204.86

年末 12/30 27444.17

年初→年末 +18.3%

年初来高値 12/29 27568.15

年初来安値 3/19 16852.83

年初来安値→年初来高値 +63.6%

☆NYダウ(ドル)29日時点

年初 1/2 28868.80

年末 12/29 30335.67

年初→年末 +5.1%

年初来高値 12/28 30403.97

年初来安値 3/23 18591.93

年初来安値→年初来高値 +63.5%

今年は年明け早々に新型コロナウイルスが世界中で感染拡大し、株式市場も激震に見舞われました。

3月には日本、米国とも連日の暴落という局面もあり、ともに市場は年初来安値をつけています。

その後、各国中央銀行の超大規模な金融緩和による景気下支えがあり、12月からは米国などでワクチンの投与が始まりひとすじの光が射してきたこともあり、年末には両国の市場で年初来高値まで上昇しました。

日本、米国とも3月のどん底から見ると株価は60%以上の上昇でしたが、単純に年初と年末を比べるとどうでしょう。

日本は+18%でかなり上がっている、米国は+5%でまあ例年通り…という感じです。私は日本株、米国株とも手がけていますが、コロナの影響を抜きにすると、概ねこの数字に近い実感を持っています。

大局的に見ると、今年の相場は簡単な部類だったと思います。3月以降の株価が戻ってきた時期のどこかで買えば、金融緩和の相場の大きな波に乗れました。よほどクセのある銘柄に手を出したりしないかぎり、誰が買っても値上がりの恩恵を受けられたような1年間だったのではないでしょうか。

個人的には3月以降しばらくは「実体経済が回復していないから、どこかでまた大きな暴落があるはずだ」と踏んで新規買付けを控えていました。そこから世界的な超大規模な金融緩和によるカネ余りを根拠に買いに転じたことが、結果的に正解でした。

皆さんにとってはどのような1年間だったでしょうか。

私はこのブログを今年5月に開設して、まだまだ吹けば飛ぶような軒先ですが、投資家の皆さまと接点をつくれたことが嬉しかったです。読んでいただいたすべての方に感謝申し上げます。

行く年来る年相場の年ということで、今年もありがとうございました。

コメントを残す