【GMOペパボ】通期上方修正の内容について

きのう24日、私が保有するGMOペパボ(3633)は前日比+19.19%のストップ高となりました。

20日に通期最終利益の上方修正および東証1部への変更を発表したことを受けたものです。

同社のリリースの内容をメモし、コメントを付しておきます。

【メモ】

☆通期の最終利益の上方修正

・投資有価証券を売却し、263百万円の特別利益を計上

・これに伴い、最終利益を5.42億円→7.55億円に上方修正

→EPSは104.10円→11.78円(+39.1%)

・増配も実施

→52円50銭→72円50銭(+38.1%)

☆東証1部に指定変更

・12月11日~

☆GMOグループの保有する株式の売り出しおよび新株発行

・株式売り出しは28万8600株

・新株発行は4万3200株

→既存株数に対しての比率は約0.8%

→発行に伴う調達金額は2.14億円。使途は新規人材の採用

引き受け先はいずれも大和証券。

【コメント】

私は同社の第3四半期決算の分析で、EPSが前期比でマイナスになっていることを懸念点に上げました。

今回の同社の発表で、EPSも前期比できっちりプラスになります。

東証1部への指定変更の発表と併せて、“隠し球”としてこのIR施策を出してきたのであれば、株価を上昇させる狙いは大成功だったと思います。

東証1部に指定変更されたことで、インデックス指数の採用銘柄として機関投資家の買いが入ることも株価の押し上げにつながります。

新株発行も既存株主にとっては許容範囲内の希薄化で、人材強化にお金を使うという経営戦略も歓迎できます。

全体的に満足度の高いIR発表で、私も継続保有しようと思います。

GMOペパボがストップ高

本日はGMOペパボが+1000円、19.19%の6210円とストップ高になりました。イーレックスが+113円と続伸して1807円、静岡銀行が+11円の794円、ネットマーケティングが+1円の599円でした。

GMOペパボは20日の引け後に今期計画の上方修正と東証1部への市場変更を発表し、きょう24日に一気に買われました。

上方修正に関しては、最終利益を5.42億円→7.55億円としています。

これから発表の内容を読んで、またこのブログで取り上げようと思います。

【マネックス証券アクティブファンド】10月レポ

マネックス証券が肝いりで販売しているファンド、

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

の10月の月次レポートを読みました。

サマリは以下の通りです。

10月末時点で…

・基準価額は9966円(前月比−4.2%)

・純資産総額は38.9億円(同-1.3%)

・51社に投資

→そのうち1/3の17社が、時価総額1兆円以上の大企業

基準価額は前月比-4.2%でした。

レポートの「ファンド運用の状況」では、特段の進捗は報告されていませんでした。

純資産総額が今年6月からの設定以来、前月比で初めて減少となりました。

アクティブファンドは資金規模が大きいほど、投資先・投資候補の企業に対して影響力を持つことができます。

この規模で収まっていくのか再び投資資金を呼び込めるか、このファンドにとっても最初の分岐点に差しかかりつつあるのかもしれません。

同ファンドの動向は来月以降もブログで取り上げていきます。

※私は同ファンドを1万円ぶん、保有しています。

参考:過去記事

7月

8月

9月

【再生可能エネ②-6】企業分析<グリムス>

菅首相は所信表明演説で「2050年、温室効果ガスゼロの脱炭素社会を目指す」と宣言しました。

政策関連銘柄のテーマとして「再生可能エネルギー」が注目されています。

このブログでは私なりにテーマ研究をしています。

第2回「企業分析」、6回目はグリムスです。

☆グリムス(3150) 東証二部(※11/24から一部に昇格)

・2005年創業、東京都品川区、代表:田中政臣、資本金:5.9億円

・事業:旧ユビキタスエナジー。中小の製造業などへの電力削減コンサル。14年に太陽光発電事業、16年に電力小売に参入

・売上高 20年3月期は155億円

・当期純利益 20年3月期は14.8億円

・再生可能エネルギー事業について

蓄電による卒FIT案件のコンサルをするなど、再生可能エネに知識・ノウハウあり。自社では太陽光発電事業も手がける。

・寸評

【評価】☆☆☆☆(5点満点)

再生可能エネルギー関連銘柄では、発電・売電ではなく「電力削減を中心としたコンサル」を主要事業とするユニークな企業です。

売上高は創業以来15期連続で右肩上がりと、成長性は文句なしです。

今月24日から東証一部入りが決まっており、直近1-2週間はインデックス採用および再生可能エネルギーへの注目によるダブルブーストで株価が急上昇しています。

現時点で株価はPER40倍に迫る水準まで来ています。成長期待が剥がれたら、株価急落のリスクがあります。

個人的には、創業社長の田中政臣氏に注目しました。

高校卒業後の99年、通信機器販売のテレウェイヴに入社。成績重視の同社で入社半年でトップセールスになるなど、いきなり頭角を現しています。

同社を独立後、05年にグリムスを創立。15年後にあたる今年、東証一部までたどり着いています。

グリムスの事業は素人の私でも非常に分かりやすいです。「省エネ、再生エネで電力料金を今より安くしますよ」。このノウハウを中小製造業に、田中社長仕込みの強力な営業力で売りまくっているのでしょう。

田中社長はグリムスの株式の51%を保有しています。これは同社を今後もワンマンで経営していくという確固たる意思の表れだと解釈します。

組織は結局、トップの器以上には大きくならないと私は考えています。いち投資家としてグリムスを眺めたとき、田中社長がここまで結果を出し続けているという事実はとても魅力的です。

「もっと株価が安いときにこの会社を知りたかった」というのが本音ですが、再生可能エネルギーの関連銘柄としては今後も注目していこうと思います。

参考①:グリムスの企業サイトはこちら

参考②:田中社長のインタビュー記事はこちら (10年ぐらい前のものですが)

【競馬】きょうはGⅠマイルC

きょう22(日)の中央競馬は、阪神11RでGⅠマイルチャンピオンシップがあります。

1番人気は先月のスプリンターズSに続く2勝目、GⅠ通算5勝目の懸かる④グランアレグリアです。

対抗は⑰サリオス、このレース連覇を狙う⑧インディチャンプでしょう。

サリオスはクラシック3冠でコントレイルの後塵を拝したイメージが強いですが、中距離路線に特化すれば名誉挽回も十分にできる実力だと思います。

予想はスポニチAI競馬予想SIVAを参考にしています。

【2020.11月 第3週】今週の振り返り

きょう11月20日時点の保有銘柄の含み損益は以下の通りです。

ネットマーケティング 598円 / 200株 / 119,600 / +17,000 / +16.56%

イーレックス 1,694円 / 200株 / 338,800 / +86,000 / +34.33%

GMOペパボ 5,210円 / 100株 / 521,000 / +68,500 / +15.13%

静岡銀行 783円 / 200株 / 156,600 / +3,600 / +2.35%

(現在値 / 保有数 / 時価評価額 / 評価損益額 / 評価損益率)

バイオンテック(BNTX) @88.78$ / 35株 / 3107.29$

VOO @332.41$ / 20株 / 6648.20$

(取得単価 / 保有数 / 取得原価)

BNTXは20日未明の時点で約3万円の含み益、VOOは約1万円の含み損

今週はイーレックスが前週比で約20%上昇しました。再生可能エネルギー銘柄は全般的に上がっており、過熱ぎみになっています。

米国株ではモデルナとバイオンテックを売却した資金で、ETFのVOOを約70万円購入しました。

私は次の投資戦略として「世界的な超大規模な金融緩和」の波に乗ることを考えています。VOOへの投資はその一環です。

他にもこの狙いに合った投資先は何なのか、検討中です。

イーレックスが強かった

本日はイーレックスが+104円と強く、1694円まで上昇しました。GMOペパボが-70円の5210円、静岡銀行が+2円の783円、ネットマーケティングが-8円の598円でした。

イーレックスはきょうも+6.54%と勢いが良かったです。

52週間の高値は昨年12月25日の1895円ですが、そこを伺う展開になるかもしれません。

【再生可能エネ②-5】企業分析<サニックス>

菅首相は所信表明演説で「2050年、温室効果ガスゼロの脱炭素社会を目指す」と宣言しました。

政策関連銘柄のテーマとして「再生可能エネルギー」が注目されています。

このブログでは私なりにテーマ研究をしています。

第2回「企業分析」、5回目はサニックスです。

☆サニックス(4651) 東証一部

・1978年創業、福岡市博多区、代表:宗政寛、資本金:140億円

・事業:太陽光発電の施工会社。住宅・法人向けの両方を扱い、製造・販売・施工を一貫して行う。15年からは電力小売も手がける。祖業はホーム・サニテーション事業。

・売上高 20年3月期は525億円

・当期純利益 20年3月期は18.5億円

・再生可能エネルギー事業について

太陽光発電によるソーラー・エンジニアリング事業を主要事業に位置づける。製造・販売・施工・メンテナンスまでを一貫して手がけることを強みとして、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献する。

・寸評

【評価】☆☆(5点満点)

ソーラー・エンジニアリング(SE)事業を筆頭に掲げていますが、現在の稼ぎ頭はホーム・サニテーション事業です。

直近3期のSE事業の売上高、全売上高に占める割合は以下の通りです。

18年3月期 7621百万円 15.2%

19年3月期 10609百万円 20.9%

20年3月期 9132百万円 17.4%

決算資料などでも同社が認めている通り、電力小売がFIT価格の変更や契約世帯数の減少に影響されており、SE事業も右肩上がりの成長には至っていません。

PERは11月現在で8倍台と、再生可能エネルギーの他の関連銘柄と比べると割安です。同じ太陽光発電を手がけるウエストHDなどと比較すると、株価水準的には買いやすいといえるかもしれません。

「太陽光発電が専業という訳ではない」「SE事業の成長がまだ軌道に乗っているとはいえない」という点で、現時点で有望な銘柄とはいえないと判断します。

ホーム・サニテーション事業で築いた住宅や企業ビルなどの施工・メンテナンスのノウハウや営業ルートを、どこまでSE事業へのシナジーとして利用できるかというのが、サニックスを再生可能エネルギー銘柄として評価するポイントだと思います。

このシナジーに期待したり適正な事業分析をできるのであれば、有力な再生可能エネルギー企業へと変貌していくかもしれません。

参考:サニックスの企業サイトはこちら

次の投資先の検討をしたい

本日はGMOペパボが+250円の5280円、イーレックスが+30円の1590円、静岡銀行が+3円の781円、ネットマーケティングが-10円の606円でした。

新型コロナウイルスのワクチンが米国などで開発が進んでおり、相場も局面が変わる可能性が出てきました。

世界的に超大規模な金融緩和をしているという状況を踏まえて、次の投資先を検討・研究していこうと考えています。

【ETF】VOOについて

私は先日、ETFのVOOを購入しました。

上昇トレンドにある米国市場に乗ろうという狙いですが、このETFについてあらためておさらいしておきます。

☆VOO

・バンガードが組成するETF

・S&P500の指数に連動

・経費率0.03%

・純資産総額は10月末現在、5570億ドル(!)

・最低投資金額は11月現在、約35万円

パッシブ運用、インデックス投資では本命中の本命ともいえるETFの一つです。

私は今回、トレーディング目的で購入しましたが、メイン運用のインデックス投資の分としても保有しています。

こちらは長期保有が前提で、NISA枠で税金面でもアドバンテージを最大限に取れるようにしています。

参考:バンガード公式サイトでのVOOの説明はこちら