【再生可能エネ②-2】企業分析<エフオン>

先日、菅首相が所信表明演説で「2050年、温室効果ガスゼロの脱炭素社会を目指す」と宣言しました。

政策関連銘柄のテーマとして「再生可能エネルギー」が注目されそうです。

このブログでは私なりにテーマ研究をします。

第2回は「企業分析」。2回目はエフオンについてです。

☆エフオン(9514) 東証一部

・1997年創業、東京都中央区、代表:島崎知格、資本金:23億円

・事業:省エネコンサル、木質バイオマス発電

・売上高 20年6月期は122億円 5期連続で前年比プラス

・当期純利益 20年6月期は18億円

・再生可能エネルギー事業について

現在、木質バイオマス発電所を4基保有(日田、豊後大野、白河、壬生)。和歌山・新宮で第5基を建設中で、22年から稼働予定。2基が稼働する九州では電力小売の事業を再開予定。

・寸評

【評価】☆☆☆☆(5点満点)

私が以前、保有していた銘柄です。

事業が「木質バイオマス発電所の操業」と分かりやすく、売上高・売上原価・販管費などが決算書ベースで見える化されています。

基本的には発電所の稼働や燃料の木質チップの仕入が安定化してくれば収入↑、支出↓となるはずで、成長のイメージを描きやすいです。

中・長期的なリスクとしては「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT制度)の価格下落」「発電所を操業できなくなるアクシデント」「木質チップの仕入コスト増加」などが考えられます。

政府が補助金を出しているFIT制度については、エフオンに限らずほかの企業も制度変更の影響を受けるものです。

エフオンの株価はここ数年、大きく下落を繰り返しています。私が保有していたときはたまたま上昇トレンドだったので売却益を得られましたが、投資家にとっては長期保有するのに胆力を試される銘柄だと思います。

エフオンは、投資家向けの資料開示や中期経営計画の見通しが誠実だという印象があります。再生可能エネルギーのテーマ株としては、私もまたタイミングがあれば購入したい銘柄のひとつです。

参考:エフオンの企業サイトはこちら

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