きのうに続いて新型コロナウイルスのワクチンを開発する企業・バイオンテックの話題です。
同社はドイツの製薬企業で、日本ではあまり情報が出回っていません。
先日、ウォールストリートジャーナルの記事でバイオンテックとファイザーの出会いのことが記事になっていました。
WSJの英文記事はこちら
その中の記事で、同社の経営者の横顔がレポートされていました。
非常に面白かったので、メモで紹介します↓
・創業者はユグル・サヒン氏、オズレム・トゥレシ氏という夫妻
・夫妻はトルコ移民で、ドイツでガン治療の研究者として出会った
・バイオンテックの前に創業した製薬企業があり、16年に14億ユーロで売却している
トルコ移民としてドイツで地位を築くというのは、絶対に簡単ではありません。
最初に夫妻で創業した企業を、14億ユーロでイグジットしているというのも驚きでした。日本円で約1730億円、日本企業で近い時価総額は、松竹や四国電力というレベルです。
こうした断片的な情報だけでも、異国のドイツでサバイバルするために確実に成果を出し続けて、既にひとつ圧倒的な結果を残している、研究者にして経営者である夫妻…という横顔が浮かび上がってきます。
そしてこうした経営者像は、いまバイオンテックが新型コロナウイルスのワクチン開発にまい進しているありようにとてもよく重なります。