敵対的TOBに屈した大戸屋HDの今後は?

コロワイドが大戸屋HDに仕掛けていた敵対的TOBは、コロワイドが最終的に46.77%の株式を保有して成立する結果となりました。

コロワイドは9日にさっそく、大戸屋HDの現取締役11人の解任と自社の取締役候補者7人を推薦する臨時株主総会の開催を請求しました。

ロイターの記事はこちら

まずコロワイドが要求する経営陣の刷新は、株式の保有割合でもってその通りとなるでしょう。

中長期的に、大戸屋HDはどういった展望になっていくでしょうか。

コロワイドは敵対的TOBをすると発表したときから、大戸屋に対してセントラルキッチン方式を導入する意向を示しています。

これは食事の提供のためのコストを下げますが、大戸屋の競争力の源泉であった「おいしい定食」の味も確実に削ぐことになるでしょう。

大戸屋の提供するものが「おいしい定食」から「安くてふつうの定食」になるのだとしたら、私は大戸屋の未来に対してネガティブな見通しを持ちます。

コメントを残す