安倍晋三首相が先週28日、2012年末から7年8カ月続いた第2次政権に幕を引き、辞意を表明しました。
翌日に私は「麻生財務大臣が首相になるなら…」という予想をこのブログで書いたのですが、政局は菅官房長官が後任に収まる流れとなっています。
そこで、「菅首相が誕生するなら」という前提に修正して、あらためて今後の株価がどう推移するかを予想してみます。
・日経平均株価に影響はなく、安倍首相の頃と同じような値動きが続く
・大手携帯キャリアの株価はどこかで見直し→下落の展開となる
まず、菅首相が誕生しても、安倍首相のときと経済政策に大きな方針変更はないはずなので、日経平均株価への影響もないと見ます。これは「麻生財務大臣が…」の見立てのときと同じです。
個別株でいうと、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクはどこかのタイミングで一時的に下落局面を迎えると予想します。
(むしろ、今週から早くも織り込みに入っているかもしれません)
これは菅官房長官がかねてから携帯料金の引き下げを主張しているからです。
菅官房長官は総務大臣の経験もあり、監督官庁の総務省は意を受けて動かざるを得ないでしょう。国民の人気取りにも格好の政策なので、実現の見込みは極めて高いと思います。
私は信用取引を手がけませんが、携帯キャリアの銘柄は空売りの対象として注目が集まっていくかもしれません。
以上、なにぶん前回の記事のようなOBもあるので、今回も当たらぬも八卦ということで…