ネット証券のページ内やネット広告でよく見る金融商品に、仕組債があります。
高利回りとセットで、日経平均や特定の企業銘柄の株価が指定した期間内に一定価格に達すれば強制決済される…というものです。
私はこうした仕組債は、どれだけ表面利回りが高くても投資対象にはしていません。
ノック・イン/アウトのオプションは、仕組債の発行者(ほとんどが金融機関)が自社の投資のリスクを分散・低減させるために設定しています。
個人投資家はそのリスクを適正に見積もれないし、仕組債を持つことで「発行者が抱えたくないリスク」を押し付けられることになります。
仕組債については表面利回りに惑わされることなく、誰かの過大なリスクを持たされないように、これからも遠ざけていこうと思います。